読書会も含めて、社会人勉強会は沢山ありますが、僕は、初めてそういう会に参加する人には対話形式やワークショップが入っているモノをお薦めしています。僕が社外に出たきっかけや、なぜ対話式が良いのかをここでは書いていきますね。
人にはベストなタイミングがあるという事
僕が社外に人脈の広がりを求めて行動しだしたのは、自身にとって3人目の子どもである長男が生まれた時です。それまでは一切そんなことはしていませんでしたし、興味すらありませんでした。
その年の僕に何が起こったのか?
僕は一部上場企業に勤めてます。正直言って、現時点ではお金の心配はありません。ですが、来年は分かりません。3年後なんてもっとわかりません。
シャープの内情を知る人から聞いた話ですが、シャープは買収話が出る5年以上前から金融機関の間では要注意企業として有名だったそうです。その頃は「世界の亀山モデル」が売れに売れていた時です。その時から、崩壊へ向かっていたんだそうです。これは一社員では絶対に気付きえないことです。僕も会社の本当の財務状況なんて知る由もありません。
僕の長男が生まれた年に、会社では大規模なリストラがありました。その時の僕は35歳でした。そして、リストラ対象とされていた人たちは、50歳前後の管理職の方々でした。
その現実を目の前で見た時に、初めて僕に危機感が芽生えたのでした。
<危機感の内容は…>
- 自分が50歳になった時、末っ子はまだ15歳じゃないか!
- 退職金上乗せされたとしても子ども3人育て上げるのに足りるはずがない!
- 50歳で再就職とかムリゲーだろ!
- だいたいこの仕事一本で今までやってきて、そこから他の仕事なんてムリゲーだろ!
とまあ、こんな風に「大企業は大正義!」という今まで培ってきた価値観が簡単に崩れ去ったのでした。
周りの人に話しても自分事として捉える人はいなかった。
そんな状況を見つつ、会社の同僚や同期と今後のことを話しても、まあほとんど全員が「自分は大丈夫」という根拠のない自信の下で、「どうなるんだろうねぇ」と棒読みのように同じ言葉を吐き出していたのでした。本気の人はさっさと転職していましたね。
その時の僕は自分事として捉えてはいましたが、転職するという勇気すら出せずに悶々とした日々を過ごしていました。そんなタイミングで、たまたま脱サラした元同期と話す機会があり、今の状況や気持ちを正直にぶつけてみました。
- 今の会社にいてもどうなるか分からない事。
- そもそも、仕事していてやりがいを感じなくなっていること。
- 転職する勇気もないし、自分の市場価値に自信も無くなってきていること。
- どうにかしたいけど、どうしたら良いか分からない事。
元同期は、一通り話を聞いた後、一言、こう言いました。
「話す相手を間違えてはいけない。」
これは、自分に話すなという事では無く、今自分が抜け出したいと思っているコミュニティにいる人にそんなこと話しても通じるわけがないじゃないかということでした。
外に出よう!
彼の言葉に、「それもそうだな。でもどこにいるのよ?」と聞いてみたところ、「インターネットだ」と言われました。
なるほどねぇと納得し、さっそくスマホで色々と検索してみたところ、沢山の社外交流会者や社会人勉強会が見つかりました。
探し物は、探さないと見つからないのですね。
それで、いくつか参加申し込み、参加して、確かに刺激的でした。
会社と家の往復では絶対に出会えない人たちと出会えますから(変なスピリチュアルのおじさんとかもいましたけど)。
そうして回数を重ねていくうちに、これは多分自分がやった方が面白いし楽だなという考えに行きつきました。
なぜかというと、会によって当たり外れがあり、外れの時は結構疲れるんですよね。「疲れるのは会社だけで良いわ!」って。
なので、自分が、どんな人に会いたくて、どんな話がしたいかをwebで発信し参加者を募集するようになりました。
参加者の多くは、「内容に共感しました。」と言って申し込んできてくれました。
元々の価値観が近い人が申し込んでくるので、自分主催の社会人勉強会はとても有意義で楽しく、ノーストレスなものでした。
会社生活にも好影響が出てくる!
社外勉強会を主催して、自分のコミュニティを創り、色々な人たちの話を聞いていくと、「他人のせいにしても何も生まれないな。」と強く認識できるようになりました。
僕の主催するコミュニティに参加する条件は「前向きな事!」としていますので、モヤモヤしつつも基本ポジティブな人が参加してきます。
自ら一歩外に出ようとしている人たちです。こういう人たちと定期的に会って話していると、愚痴を言うのもばからしくなるので、会社でも愚痴を言うのを止めました。
また、僕は基本は平日は夜活ですので、参加するために以前より集中して業務に取り組むようになり、作業効率もあがりました。
残業は減って、残業代も減ったのですが、会社の人たちと仕事終わりに飲みに行くことも激減したので特に影響はありませんでした。
社会人勉強会では本音を話してもだれも否定しない。
人は自分の意見を否定されると、結構精神的にダメージを受けるものです。
否定する=自分の価値観と相いれないということです。
ですが、自分がこうありたいとして創ったコミュニティでは、前述したとおり価値観が近い人たちが集まってくるので、自分が多数派でいれるのです。
これは本当に居心地が良いです。
合わないと思った人は次回の会には参加しませんし、引き留めることもありません。
「ここで学びたいヒト」だけが自然と増えていくのです。
本音を話しても誰も否定せず、一生懸命自分の話を聞いてくれます。
チャレンジしたいことを話すと応援してくれます。
「そんなこと出来るわけ無いじゃない。」と言う人なんていません。
対話式だからこそ得るものが沢山ある
ただ椅子に座って講師の講義をひたすら聞いてメモするという勉強会は、本当に心の底から興味があるものでなければ辛いですし、興味がある分野であっても講師の力量によっては最悪なモノになることもあります。
対話式やワークショップ形式の勉強会は自分が参加し、考えをアウトプットする機会が沢山あります。
これは僕の持論ですが、自己成長にはアウトプットが一番の近道です。
インプットだけではすぐに忘れてしまうからです。
結構気楽に参加できる
僕のようにサラリーマンが勉強会を主催している社会人勉強会は沢山あります。
そのほとんどがカフェで少人数制で開催されています。
カフェだと変なことはされないし、されたり言われたりしたらすぐに脱出できるので「変な人だったらどうしよう。」「勧誘されたらどうしよう。」という心配が先に立ち、「興味はあるけど勇気が無い。」という方は、カフェで開催されている勉強会や交流会に参加してみるのが良いかもしれませんね。
あ!そういえば未来デザイン読書会もカフェで開催していますよ!(笑)
フリートークカフェ会はこちら
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