SNSといえば、日本で最初に爆発的に広まったSNSはmixiです。
mixiによってWEBとリアルの壁は極限まで薄くなったのではないかと思います。
その後Facebookの台頭によりmixiは衰退しましたが、
一度根付いた「SNS文化」は衰えることなく、世界中に拡大していきました。
そして、テレビや新聞といった従来型のマスメディアに代わる広告宣伝ツールとしてもSNSは有力なメディアへと成長しました。
なんといっても、個人のブランディングに対する難易度がSNS前後で大きく変わり、
一般人が「インフルエンサー」として社会に対して影響力を与えることが出来るようになったというは世界の大きな変化の1つでしょう。
現在日本で有力なSNSはFacebook、Instagram、Twitterの3つです。
個人的な呟きを発信するのであればどのSNSを使うかは個人の自由ですが、
セルフブランディングやビジネス用途においては、
発信する内容によって使うSNSを選ぶ方がより戦略的かつ効率的に世の中に周知できます。
今日は、目的別にどのSNSを使うと良いのかを皆さんにお教えします。
結論、日本ではTwitterが最強だと僕は思っています。
利用者層は気にする必要がない
自分の商材、発信内容、ターゲットの年齢によって発信するSNSは選ぶべきだ
という考えもあるかもしれませんが、これははっきり言って不要です。
SNSブランディングで気にするべきは、そのSNSがもっている機能と特徴だけです。
その2つの特性を理解したらどのSNSを使うべきかが自ずと決まってきます。
ではそれぞれのSNSの特徴を見比べていってみましょう。
Facebookはシェアを狙うならライトで。お金等ディープなものは長期スパンで。
皆さんは周りの友だちとする会話で、下記の内どちらが多いでしょうか?
- 昨日見たテレビの話や職場の愚痴、家族の事
- 未来の事、お金のこと、自分の夢
圧倒的に前者が多いのではないかと思います。
日本は長らく、個性では無く集団の中での調和を重点に置いた教育を行ってきました。
出る杭は打たれる文化です。事なかれ主義と言っても良いでしょう。
(最近は、個性の尊重や個人での稼ぐ力等の情報がネットにあふれているので少しずつ変わってきているのかなとも思いますがまだまだです。)
そんな環境で育っているので、
自分の考えを前面に出して行くという精神文化が形成されていないのです。
「こんなこと言ったら何て言われるか分からないから。」
という理由です。
実名制というのは利点にも欠点にもなり得る
Facebookが超スピードで人々の間に広がった理由は、実名制というルールによるものです。
それまでは2chなどのネット掲示板で匿名による誹謗中傷や殺害予告等のニュースが溢れていたので、
「実名なら変なコトする人はいないだろう。」という安心感のもとに利用者が急増しました。
この実名制ですが、
連絡が途絶えていた旧知の友人と繋がったり、
プライベートで使用する分には非常に有用ですが、
ビジネスの内容や自分の考えを発信し、
拡散したいという用途には致命的な欠点があります。
それが先に述べた「こんなこと言ったら何て言われるか分からないから。」です。
例えば皆さんのタイムラインに広告として、
“今のままの生活で満足ですか?未来を変えるには今しかない!”
というような、ある種煽りにも似た投稿が流れてくるとします。
そして、それを見たあなたは、実は現状不満足で日々悶々としていた。
思わずクリックし、その内容も何度も頷いてしまうような、
まさに自分のモヤモヤを代弁してくれるようなものだったら…
その投稿に、迷わず「イイネ!」を…
押さないのです。
押せないのです。
理由は、
イイネを押したらFacebookで繋がっている友だちに
「○○さんがこの記事にイイネをしました。」と分かるからです。
「こいつこんな記事にイイネして、意識高いな。」
と思われるのがイヤなのです。
Facebookの売りの1つであるシェア機能が拡散を阻害しているのです。
意識高い系は不向き。お笑い系や比較的ライトな話題はイイネしやすい
いかに人の目を気にしながら生きているかということですね。
僕が言いたいのはそれが良い悪いという話では無く、そういう意識があるということを知っておくと何を発信していくのが良いかを決める指針になるということです。
もちろん、そういったニーズが高い人には記事は読まれているのです。
広告やBlogはクリックされているのです。
ですが、拡散しないのです。
それではSNSの最大の武器である「シェアによるレバレッジ」が効かず、
1の投資で1のリターンしか得られないという望まない結果が待っているでしょう。
ただし、年単位で計画を立てて根気よく投稿を続けていくと
ファンは一定数までは増えるでしょう。時間がかかるという事です。
Facebookマーケティングまとめ
Facebookは
- お笑い系の記事、人探し、人助けなどには絶大な拡散効果を発揮する。
- 意識高い系、特にお金や起業系の記事は読まれるが拡散はしない。(時間がかかる)
ちなみに、僕の書いたBlog記事で特徴的だったのは
シェアもイイネもされて、PVも伸びたもの
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Instagramはシェアがないのでより地道な作業が必要
Instagramは、旅行や美容、健康、スポーツ系に絶大な威力を発揮します。
ポイントは綺麗な写真やダイナミックな写真です。
これらはFacebookでも比較的拡散しやすいのですが、
ビジュアライズされた検索機能がよりイイネを集めやすくしています。

検索画面では写真がビジュアライズされて表示されている
Instagramにはシェア機能がない
自分がイイネしたりコメントをしたりしても
繋がっている友だちに自分が何にそうした行動をとったのかは分かりません。
ですので、そういった行動ヘの心理的ハードルは低くなっています。
ですがこれは発信者側にとっては
Facebookと同様シェアのレバレッジが効きにくいというデメリットにもなります。
Instagramのメリットは?
Instagramには、
イイネをした人の記事の最新投稿を優先的に上位表示するという機能があるため、
イイネが数回押されたらその後はターゲットのタイムラインに上位表示されるため
見逃されることを防ぎます。
数回イイネを押した人はその後も惰性でイイネを押し続ける確率が高いので、
イイネ数をプールできるということです。
そして、イイネ数が増えてくると、
#(ハッシュタグ)検索結果の人気投稿上位に表示されるようになってくるため、
そこで初めてレバレッジが効き始めます。

instagramでは#(ハッシュタグ)で検索する人が多い。 例:スポーツジム
ただし、そこまでには、自身が有名人では無い限り毎日投稿やイイネ返し、
フォローバックなどの地味で地道な作業を繰り返さなければなりません。
また、毎回の投稿には写真が必要と言うのも地味に負担だったりします。
ストーリーへの投稿も活用する必要があります。
良くあるInstagramで稼ぎませんか?系投稿ってどうなの?
Instagramを使っている人は分かると思いますが、
自分の投稿に知らない人から「良いですね」とか「素敵です」というコメントがつくことがあります。
どんな人だろうと見てみると、ほぼ100%が
- 「Instagramで稼ぎませんか?」⇒全員顔出し無しのただ綺麗な写真載せてるだけアカウント。
- 投資系。バイナリ―などのやり方教えます。
の2系列の業者自動コメント機能によるコメントだと分かります。
うんざりしますが、まだ沢山こういう業者がいるという事は、
騙される人がいるという事なんですよね…
皆さん気を付けて下さい。
ちなみに、運営に通報したら悪質業者アカウントは削除してくれます。
また、自動でイイネ・フォロワー集めますというビジネスもありますが
あまり良い手とは思えません。
SNSでのブランディングは、数よりも質が大事で、
(今のところ)質の良いフォロワーを増やすのは地道な作業が一番効率良いです。
instagramマーケティングまとめ
instagramは
- 匿名でも利用できシェア機能がないためイイネやコメントをする心理的ハードルは低い。
- レバレッジが効き始めるまでは毎日の地道な作業が負担になる人もいる。
- 旅行系等、人の趣味嗜好を刺激する投稿は親和性高い。
- Instagramで稼ぎませんか?系は実態が無い詐欺アカウントなので無視!
Twitterはシェア拡散には最強のSNSである!
日本においては、Twitterは個人によるセルフブランディングにおいて最強のツールです。
- 匿名でも実名でも利用できる事。
- イイネでもリツイートでもバズると爆発的に拡散する。
- 匿名であるがゆえにエッジの効いた発信の方が、拡散力が高い。
というのが理由です。
匿名でも実名でも利用できる事
実名でアカウント登録している人は日常をただ何気なく呟いているか、
意識高い系の発言を繰り返しているかのどちらかです。
なぜ実名なのに意識高い系の発言を発信することが出来るのでしょうか?
それは、Twitterは元々「イイネ」や「シェア」を求めて始めたものでは無く、
「独り言を公に発信するツールである。」と(無意識に)定義づけられているからです。
イイネやシェアされなくても、それが当たり前なので落ち込まないのです。
また、匿名で登録できるため、
本当にイイネと思った事や遠慮なくイイネする事が出来るし、
ひどいと思った事に対しては本音で発信することが出来るのです。
心のフィルター無しに、思った事をそのまま文字にして世界に発信できるという
ある意味フリーダム状態がTwitterなのです。
だからこそ、炎上すると火消不可能な域まで達したりというリスクもありますが、
それは個人のリテラシーの問題で、
味方につけるとTwitterユーザーは非常に心強いのです。
イイネでもリツイートでもバズると爆発的に拡散する。
有名人でも発信力の高い方々はTwitterをフル活用しています。
エゴサーチなんかも良くしているので有名人の事を呟くと
本人からイイネをもらえたりと言うちょっとした嬉しいイベントもあったりします。
しかし、そんなことがTwitterのメリットではありません。
何かの拍子に自分のツイートが有名人の目にとまりイイネやリツイートされたら…
あなたの投稿のイイネとリツイートカウンターはどんどん回り続け、
スマホの通知は電池が無くなるまでなり続けるでしょう。
この、爆発的拡散がFacebookにもInstagramにも備わっていない最大のメリットなのです。
そう簡単では無いですけどね(笑)
匿名であるがゆえにエッジの効いた発信の方が、拡散力が高い
これはもろ刃の剣ではありますが、しっかりとペルソナ設定を行い、
その発信に対するニーズがある人に対してズバッと刺さると一気に拡散します。
しかも、そういった投稿はエッジの効いたものや、
普段自分の周りの人と出来ない自分が心のうちに抱えている
モヤモヤを言語化してくれたものが多いです。
これも他の2つのSNSとは大きく異なる点です。
ですので、Bloggerは自身の宣伝にTwitterを最大限活用するのです。
なぜかって?
BloggerにとってはTwitterだけが唯一シェアによるレバレッジ効果を得られるSNSだからです。
また、Twitterのインフルエンサーは
自身の発信へのリツイートやコメントは必ずイイネやリツイートしてくれます。
SNSマーケティング初心者は、
最初は自身の発信の方向性で既に成功しているインフルエンサーの発信を研究し、
いちいちリツイートやコメントしていくと
そのインフルエンサーのフォロワーの目にとまりますよ。
名付けてコバンザメ作戦です!
Twitterマーケティングまとめ
Twitterは
- 個人、法人に関わらずSNSの最大の武器であるシェアのレバレッジを最大限活用出来る。
- エッジの効いた発言をしても逆にそれが好まれ、拡散する。
- ただし、炎上効果も他のSNSよりも強いので言葉づかい等は精査が必要。
如何でしょうか。
もしあなたが個人で稼ぎたい!と思っていたら
是非これを参考に戦略的にソーシャルメディアを活用して
セルフブランドの価値向上に努めて頂ければと思います。
最後に一言!
アウトプットは金になる!
フリートークカフェ会はこちら
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僕は、休日の朝活はワークショップ形式の読書会を主催していますが、平日はテーマを設けたフリートーク朝活を主催しています。 <参考>【東京】未来デザイン読書会~ワーク付読書会~ どんなテーマで朝活している ...
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