年収が高い人…
豪華な余暇を満喫できる富豪…
毎日満員電車に揺られながら通勤しなくてもどんどんお金が増えていく人…
どんな形であれ今の生活に満足していない人は「お金持ち」になって、優雅で気楽な生活を送りたいと皆思ったことはあるでしょう。
しかし、そう考える大半の人が
「私には無理だ。」
「成功する人は生まれ持った才能が有るからだ。」
「条件が良かったからだ。」
と、小さな努力もせずに毎日生きる事と生活の不十分さを批判する事に精一杯になっています。
世界的にも有名な成功者であるビル・ゲイツやウォーレン・バフェットのような大富豪は、生まれつき持った才能だけで成功したわけではありません。
ビル・ゲイツの家庭は比較的裕福な家庭でしたが経済的支援を親から受けて成功したわけではありません。
ウォーレン・バフェットは1歳の時に父が失業し、6歳の頃から自身が考え出した炭酸飲料の転売などを行って経験を積んでいきました。
成功を収めた人達と、ただ与えられた仕事をこなすだけの一般人とを比べると、外的環境や育ちの環境による違いはありません。違うのは「人」としての向上心です。
収入が多い人達には絶対に共通する習慣があります。
それは、「読書」なんです。
成功を収めた人は幼少期から教科書や漫画、小説以外の文芸書やビジネス書、自伝などの読書量が多く、生涯ずっと1日1回30分以上読書をしています。
日本の平均年収程度の収入を得ている人のほぼ全員が1日は愚か、1週間、1ヶ月に1回も漫画や小説以外の本を読んでいないという調査結果があります。
日本人の年齢別読書量
男女3000人以上の日本人を対象とした文化庁の調査によると、漫画や雑誌などを除いた1か月の読書量は、1,2冊読むと答えた人は全体の3割程度、3,4冊と答えた人は1割程度、5冊以上と答えた人は全体の1割にも満たず、読まないと答えた人は5割以上にも及ぶ結果が出ています。
「以前に比べ自身の読書量は減っている。」と答えた人は全体の7割も占めおり、その理由としては
「仕事が忙しいから。」
「育児に追われているから。」
「テレビ番組を視聴する方が魅力があるから。」
などの理由が大半を占めています。
また、一か月に1冊以上本を読む人は「自身の読書量を増やしたいか。」との質問に8割もの人が「そう思う」と回答したのに対し、1冊も本を読まないと答えた人は「そう思う」との回答が5割にとどまっています。
年々、「読書をする」「読書量を増やしたい」と答える日本人の数は減ってきており、日本国全体の読書への関心は薄れています。
読書量を世界的にみると日本は先進国の中でとても低い位に位置しているのです。
年収別の読書量について
働き盛りである20代、30代のビジネスマンは1か月に平均0.26冊しか漫画や雑誌以外の本を読まないことに対し、30代で年収が3000万円以上の人は平均10冊ものビジネス本や文芸書を読むことが調査で分かっています。
上記でも紹介したビル・ゲイツやウォーレン・バフェットの様なアメリカの大富豪、楽天グループの創業者である三木谷浩史などの成功した日本人の多くは、1日に30分以上も読書をするのに対し、年収300万程度の人たちの中で1日に30分以上も本を読む人はたった2%にしか及びません。
また、富裕層の人たちは8割以上の人が読書家であるのに対し、年収300万円以下の人は2割にとどまっている事も上記の調査で分かっています。
さらに、年収1000万円以上の人は読んだ本や内容などについて話す相手が多く存在し、日本マイクロソフトの代表を務めた成毛眞も、
「自身の周りにいる経営者やクリエイティブな人とは読んだ本の話をよくするし、その友人知人の中で本を読んでいない人はいない。」
と語っています。
優れている人は一般の人に比べ読書量が38倍
上記でも述べたように、働き盛りのビジネスマンが1ヵ月に0.26冊しか本を読んでいない事に対し、年収3000万円以上の人は平均10冊もの本を読んでいる事から、単純計算で約38倍もの差が生まれている事が分かります。
インターネットが普及した便利な現代に情報を得るための「読書は必要ない」と考える人も多く存在しますが、インターネットでの情報取収取は、自身が知りたいキーワード関連の事柄しか知ることができず信頼性も不確かです。
しかし、1冊の本から知ることができる情報の量や事柄はインターネットよりも多大で、信頼性があると言えます。
この、「成功者は一般人よりも読書量が38倍」という結果を単純に数字だけで論じると「成功者は一般人よりも読書によって38倍知識がある」という事になります。
読書習慣のある人たちは、様々なジャンルの多種多様な情報や考え方を知ることによって、成功していくのです。
まとめ
遺伝子研究の権威である村上和雄氏は、
「人間の遺伝子は99.5%が同じで、人間の能力に差が生まれるのは個々の遺伝子をどう使用しているかだけだ。」
と述べています。
コンピュータ関連の事柄で成功した人、経営や投資で成功した人、「成功者」と呼ばれる人に共通するのは「読書量が多い」事だけではありません。
「これはどうなっているのだろう?」
「どうしたらいいのだろう?」
「じゃぁこうしよう!」
といった好奇心や向上心が一般の人よりも豊かで、その好奇心や向上心から本を読み勉強し、成功していくのです。
日本でも、田中角榮元総理大臣やパナソニック創業者の松下幸之助など、中卒や高卒で大学にも通わず、本を読む事で得た知識と経験によって独学で成功した起業家や投資家、重役人はとても多く存在します。
ビジネスを展開したい、昇格したい、などとキャリアアップを願っている人はどんどん本を読んで知識、好奇心、向上心を高めていきましょう。
それが本当の「学ぶ」ということだと僕は思います。
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