モチベーション革命

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【東京読書会書評】「モチベーション革命」から世代間ギャップを読み解く

更新日:


モチベーション革命
著者 尾原 和啓(おばら かずひろ)
IT批評家・藤原投資顧問シニアアドバイザー
1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科応用人工知能論修了。
阪神・淡路大震災時のボランティアの経験から、仕組みやプラットフォームに強い興味を抱く。
マッキンゼー・アンド・カンパニー、リクルート、Google、楽天などを経て現職。インドネシア・バリ在住。

30代以下の世代と、それより上の世代の対比が的を得ていて面白い。
モチベーション革命、どんな本なのか?
30代以下とそれ以上ではお金や生き方に対する価値観が大きく異なり、そこを理解しないことには何も生まれないということを教えてくれます。
また、この本を読むリスクもあるのだろうと思いました。
理解力が低く、自分の都合の良い面しか見たくない人には「ただ楽しいことだけして生きていける時代が来た!きついことはやらなくても良い!」と思っちゃうかもしれないというリスクです。

世代間の違いって何?

それはずばり、「生きてきた時代」です。

40代以上の方々は何も無かった時代に生まれ、その時の成功とは、

「何もないところからすべてを手に入れること」こそが成功だと信じ、我武者羅に働いたのだと言います。

一生懸命働き、サラリーマンだろうが自営業だろうが、労働時間=収入というシンプルな図式が成り立ち、

何もないから何でも売れる時代に生きてきた彼らの分かりやすい指標は

  • 良い会社に勤め
  • 良い車に乗り
  • 良い酒を飲み
  • 良い女を抱き
  • 良い家に住む

というものでした。
著者は、この世代を「乾いている世代」だと言います。

30代以下の人間は、日本は高度経済成長期を経て、生まれた時から「無いものが無い」時代を生きてきました。

モノや地位などを欲して頑張ることがなく、出世や金銭的な成功を「ニンジン」だと捉えることが出来ない。

出世のために、付き合いの飲み会に無理やり連れていかれるくらいなら、

出世なんてしなくていいから、家に帰って家族と温かいご飯が食べたい。

気を許せる友人たちと楽しく過ごしたい。趣味の時間を充実させたい。

仕事が絶対ではなく、仕事と並列に、家庭や自分の時間を大切にしたい。

つまり、彼らにとって最も犠牲にしたくないものは「自分の時間」であり、そ

んな彼らの事を、「乾けない世代」だと著者は言います。

やりたいことでお金を稼げるのなら、それが一番幸せだと感じる世代。

そして、やりたいことがない人たちにとってはこれからの世の中は生きづらい世の中になる。

アメリカ人心理学者で「ポジティブ心理学」の第一人者でもあるマーティン・セリグマンが唱えた「人の幸せは5種類に分けられる」という話。

5つの幸福

セリグマン博士が提唱する5つの幸せ

上の世代は5つの幸せのうち「達成」と「快楽」を最も重視していましたが、バブル崩壊やリーマンショックを多感な時期に経験した若い方は、この「達成」に基づいた、物理的なポジティブ感情に対して、そのもろさを感じてむしろネガティブな感情が紐づきやすくなっています。

これは確かにそうで、僕が入社した2002年はまさに就職超氷河期でした。

最初は上昇志向も持っていましたが、働くにつれて視野が広くなると、

「この人凄い!」と思っていた会社の上司に対して、

「そんなに朝から晩まで働いて、しかも休日は接待ゴルフって、なんのために働いているんだろう。」

と思うようになりました。

生懸命働いて出世したらもっと忙しくなるとか、全く割に合わない!って思ったんです。

良好な人間関係について、これはアドラー心理学を纏めた本である、「嫌われる勇気」の柱となっている幸福の要素でした。

その本の中で、「全てのストレスの根源は、人間関係である。」とアドラーは断言していました。

学校生活、会社生活の中で繰り返し呪文のように唱えられてきた言葉、それは

「どんな場にも合う人と合わない人がいる。だけど社会生活を行う以上、

そのストレスは避けては通れないのだから、上手く付き合っていくしかない。」

です。

僕もそれは「仕方のないことだ」と自分に言い聞かせて生きてきました。

しかし、会社に依存するだけの人生ほどリスキーなことは無いと気付き、社外での人脈構築、

しかもその人脈は自分と価値観が合い目指す目標が同じ「仲間」を探すという人生の目標を定めた時、

その「呪い」は露と消えました。

呪いを消す方法はただ一つ、「付き合う人を変える」しかないのです。

ただ単純に良好な人間関係だけを気付くだけではなく、行動に意味合いを持たせることも継続するためには重要です。

著者は、乾けない世代にとって、これがモチベーションの大きな源泉になっていると捉えています。

自分のやっている仕事が、大きな文脈の中で誰かに貢献できている。

さらに言えば、自分の大切な人のためになっていること。

これを実感できることが、「意味合い」タイプの人にとって、

モチベーションの源になるのです。

ワークライフバランスではなく、ライフワークバランスの時代

仕事と休みの境目がないと苦しいと感じる人は、そもそも、自分の幸せと、仕事が合っていないのかもしれません。

と著者は論じています。

人生100年時代、様々な書籍で、様々な著者が「これからはライフワークを見つけていく時代」だと論じています。

ライフワークとは、たとえお金にはならなくてもついつい取り組んでしまうような、好きで好きでたまらない”生きがい”です。

僕はお金も生きがいもどっちも欲しい欲張りなので好きなことで生きていくために

今頑張れているんだと自己分析しています。

我儘なんですよね。

ただし、大事なことは、信頼であるということは念頭に置いておくべしと著者は言っています。

信頼関係その通りだと思います。

一時的にお金儲けをしても、不誠実な行いをすればあっという間にネットで拡散され

一瞬で信頼を失う時代なのです。

ブラック企業だとネットやその他のメディアで報じられたとある居酒屋チェーンの凋落を見れば一目瞭然ですね。

働いている人たちは一生懸命働いているのに、不誠実な経営者の一言で

彼ら従業員の仕事さえも奪ってしまったのです。

未来が不確定だという事だけが確実な時代。

「好き」を突き詰め、人が「ありがとう」とお金を払ってくれるものに昇華出来た人が生き残っていく時代です。

つまり、自分の「好き」がない人間は価値を生み出しにくくなるのです。

「好き」を仕事にしたいなら強みを見つけないといけない

本書には、自分の強みを見つけるための思考のワークがいくつか紹介されています。

  • ストレングスファインダー
  • 偏愛マップ
  • 自分の取説

などなど。

僕は、その中の1つである「生きがい」を見出すワークをこの2月からの新ワークとして取り入れました。

一番シンプルだけど、一番一生懸命考えないと中々答えが出てこなさそうだったからです。

違いを認め、信頼することが変化に対応する唯一の方法だ

この考え方は7つの習慣に基づいているのではないかなと思います。
それは、人は、「理解してから理解される」という事です。

著者は

「自分と違う人はみんな先生」
「信頼して任せる」

ことが変化のスピードの速いこの時代に対応する術だと言っています。

逆に、従来のシステムの中で与えられたことを淡々とこなすだけの人はとてもリスキーだとも。

チームとして大きな「WHY(なぜやるのか)」でまとまりながらも、それぞれ集う人が”人”として認め合い、違いを楽しめてこそ、「心理的安全」が生まれるのです。

ベビーステップを繰り返し、スキを強みに変えていく

いきなり成功するという人はいません。

どんなに天才でも最初は小さな一歩からです。

そして、ハードワークが必要であるという事も。

これはどんな成功者も言っていることです。

年代の違いはあっても、異口同音に成功した人(=自分の夢を叶えた人)は言います。

本書でもそれは後半になればなるほど繰り返し述べられています。

この書評の冒頭に書いた、楽しいことしか見ない人には理解できないかもしれません。
ハードワークはしたくないと思うかもしれません。

でも、客観的に見たらハードワークでしょうが、

本人たちは好きなことに没頭しているので「きつい」だとか「大変」だとか感じないのです。

さあ、僕らも好きなことで食べていくために没頭できることを探そう!

生きがいを見つけるワークとは?

以下は全て本書からの引用です。

あなたが得意なコト」のことでもある。人は自分が好きなコトはいつまでも
続けていられるものなので、やり続けているうちにそれが「好きなコト」=「得意なコト」に進化していく。

すると好きで得意なコトは誰よりも時間をかけてこだわったり、逆に他の人よりも素早くこなしたりすることができる。

人は自分にはできないコト、つまり“有ることが難しい”コトにはありがたみを感じる。そして、感謝をしてくれる。
この状態が、「あなたが稼げるコト」です。

そして、自分が好きで得意なコトが、同時に世界で求められるものであれば、イキガイになります。世界といっても、全世界のことではなくて、あなたのコミュニティのサイズで良いのです。

周りからありがたがられるようなコトが、世界が必要としているコトです。

この4つの点がすべて重なると、それがあなたにとっての「イキガイ」になり、さらに「イキガイ」が増えていく。世界が拡がっていく。

自然とそれがライフワークとなり、人生の中の「ライフワーク」のバランスが次第に増えていきます。

自分が食べていく(家族を生かしていく)ためにやるべき仕事を「ライスワーク」
と言います。「ライフワーク」の部分を広げていくためには、まず自分の中で
「ライスワーク」と「ライフワーク」を明確に使い分けることが大事です。

「ライスワーク」を、「ライフワークに自分が没頭できるためのお金と時間と
リソースを生み出すもの」と捉えても良いでしょう。それくらい割り切って、平日は
目の前の仕事に集中して、お金を稼ぐ。そして帰宅後や週末になったら「ここからは
ライフワークの時間だ」と切り替え、好きなコトや自分が得意なコトに時間を投資し
磨いていく。

そうしていくうちに、「スキ」が「得意」になり、「お金」になり、「世界が求めるコト」
と合致したとき、4つの点が重なり、「イキガイ」で稼げるようになっていきます。

この考え方に従って、自分の生きがいを探すのです。
読書会の時間の中だけで見つけることは出来ないでしょう。
だから、未来デザイン読書会をきっかけに、あなたの生きがいを探す旅に出てほしいなと思うのです。

 

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