ぼくたちは習慣でできている

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みづきの読書記録

【みづきの読書記録】ぼくたちは習慣でできている【感想】

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【81冊目】

ぼくたちは習慣でできている
#ぼくたちは習慣でできている
#佐々木典士

ずっと読みたいと思っていてやっと読めた佐々木典士さんの本です。

『僕たちにもうモノは必要ない』で有名なミニマリストの佐々木さんの本、

今回のテーマは、“習慣”について。

習慣について、本当につきつめた本だなと思いました。

多くの人が

「こんな習慣が身につけられたらなぁ。」

と思う反面なかなか身につけられないのが習慣。

そもそも、習慣を身につけたいなと思うのはなりたい自分があるからだと思います。

そのなりたい自分に近づくための大きな力となるのが“習慣”。

だからこそ本書は自分を変えるための一冊と言っていいほど気づきがたくさん詰まった本でした。

この本は習慣を身につけたいと思う多くの人に、ぜひ読んで欲しいと思いました。

天才と呼ばれるような人たちはどのような人たちか

本書のはじめにある著者の気づき、

才能とは「与えられるもの」ではなく、習慣を続けた果てに「作られるもの」だ。

天才と呼ばれるような人たちは“努力の継続ができる才能”を持った人なのではないか。

村上春樹もイチローも、天才と呼ばれる人たちには努力を続ける才能がある。

なるほど、天才は努力を続けられる人のことかもしれない。

確かにそうかもしれないなと思ってしまいます。

天才たちを見れば、誰でもきちんとした努力をしているなということに気づきかされますよね。

では、

その“努力を続けられる才能”は選ばれしものにしか備わっていないのではないか。

自分には、その「努力を続けられる才能」がないのではないか。

確かに、もし選ばれし者しか「努力を続けられる才能」が備わっていなければ、

それはちょっと不公平だなと思ってしまいますよね。

しかし、そういった“才能”とは天から与えられるもの、

“努力”とは歯を食いしばるような苦しみのことではないのではないか。

そして、

「努力を続けられる才能」は、“習慣”というものにすることで継続できるのではないか。

さらに、

その“習慣”は学べるし、今からでも身につけられるのではないか。

ということに著者は気づきます。

つまり、

才能とは「与えられる」ものではなく、努力を続けた後に「作られる」もの

であるというのです。

目の前の「報酬に」飛びついてしまうワケ

努力を続ける才能を“習慣”として身につけてしまえばよいということはよく分かりました。

しかし、

「早起きの習慣を身につけよう!」

「明日からダイエットを始めよう!」など、

習慣を身に付けようと宣言しても続かないことって多いですよね。

人は習慣にすることの大切さは分かっていながら、

なぜ習慣にすることができないのでしょう。

それは、「報酬」と「罰則」という考え方が大きく関わっているのだそうです。

報酬とは、

  • 美味しいものを食べる
  • たっぷり寝る
  • お金を得る
  • 好きな人と交流する
  • SNSでいいねをもらう

人間が取るすべての行動は、何かしらの報酬を求めてするものと考えることができる。

問題はそれが矛盾することだといいます。

目の前のお菓子を食べることは報酬だが、

お菓子を我慢して、健康的な肉体や魅力的なスタイルを手に入れることもまた報酬だ。

食べ過ぎた結果太ったり、病気になることは罰則だと言える。

目の前の報酬が得られないばかりか、いつか罰則を受けるハメになることもあるということです。

人は取るべき行動を知っている。

しかし、これがなかなかできない。

早起きすれば、ゆったりして混雑しない電車に乗れる(報酬)のに、目の前の「あと5分寝る」(報酬)に勝てずスヌーズボタンを連打してしまう。

「これは二日酔いになるやつや!」(罰則)とわかっていても、手に持ったワイン(報酬)を止められない。

よい習慣を身につけられない原因は、

人が目の前の“報酬”にどうしても屈服してしまうことに原因があるのだそうです。

そして、

目の前に報酬がぶらさがっていたとしても、

将来の報酬を得たり罰則を避けるために、

それを断てる人が「意思の強い人」と言われているのです。

意思力は感情に左右されている

ここまで読むと、「自分はなんて意思力がないんだ…。」と思ってしまいがちですが、

その“意思力”とはいったい何なのかについて詳しく述べられています。

意思力はどのように働いているのか。

意思力は、「感情」が左右すると言われています。

自分が決めたやるべきことができないと、自己否定感や不安が生まれる。

そして意思力が失われるので、なおさら次の課題に取り組めなくなることがあったり、

逆に、いいことがあったとき、楽しい気分のときは意思力が高まったり、

このように意思力は感情に左右されやすいと言えます。

つまり、

この“感情”を上手くコントロールできればもっと意思力を思い通りに働かせることができる

ということなのです。

意思力は後天的に身につけることができるのか

意思力についての実験「マシュマロテスト」によると、

目の前のマシュマロを待てた子どもは仲間や教師から好かれ、

より高い給料の職業についた。

中年になっても太りにくく、BMIがより低く、薬物乱用の可能性も低かった。

恐ろしいことに

4~5歳の時のテストでその後の子どもがどんな人生を送るのか大方の予想ができてしまった

という結果もあります。

では、意思力は後天的に身につけることができないのか、

そこがとても気になりますよね。

まず押さえておきたいのは、環境を変えると意思力も変わるということ。

本物のマシュマロではなくプロジェクターでマシュマロを映し出したり、

トレイで隠したりすると長く待てるようになったと言います。

また、待っている間、

歌を歌ったり、変顔をしたり、ピアノを弾いたり、目を閉じて眠ったりしていた子どもたちは

目の前にマシュマロがあってもより長く待てたし、

反対に、目の前のマシュマロをずっと見続けた子どもは大抵失敗したのです。

つまり、環境を変えたり、「認知」の力を使ったりすることで

マシュマロを待つことができるようになったとういうことです。

ここで大切なのは、

環境を変えるという行動や「認知」は後から学べるスキルであるということです。

結果として、マシュマロテストで待てなかった子どもたちは、

持っている意思力が弱かったからではなく、

マシュマロを我慢できる術を持っていなかっただけだということになるのです。

マシュマロを食べた子どもと我慢できた子どもの差は、

マシュマロに何回誘惑されたのか。

誘惑される「回数」を少なくする術を持っていなければそれだけマシュマロを食べてしまう確率が上がるのではないか、ということです。

習慣=ほとんど考えずにする行動

ここまでで分かったことは、

意思力が強い人は、誘惑を何度も断ち切れるような強い意志力を持っていたわけではなく、

そもそも誘惑されている時間や回数が少なかったということです。

マシュマロを待てなかったのは、

意思力が弱かったからではなく、単にコイントスをする回数が多かったせいだということです。

コイントスをする回数が多ければ多いほどマシュマロを食べてしまう確率はあがるのです。

すると対策は、“コインを投げない=意識を呼び出さない”ことになります

意識というのは、呼び出されている時点で、「悩むべき問題」が目の前にあるということなのです。

そして、

意識を呼び出さず、「ほとんど考えずに行動する行動」。

これが習慣なのではないか、

意識をほぼ使わず、限りなく無意識の行動に近づけていくこと、

それが習慣なのではないか、ということに気づきます。

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