プラットフォームの教科書

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みづきの読書記録

【みづきの読書記録】プラットフォームの教科書【感想】

更新日:


【 66冊目】

プラットフォームの教科書
#プラットフォームの教科書
#根来龍之

読んだ最初の感想は“難しい”😅

でもこの考え方、今もこれからもとても大事になってくる考え方だなぁと思いました。

特に何かのビジネスをやっている人、やろうと思っている人にとっては必須の考え方だと思います。

プラットフォームとは?

そもそも、プラットフォームとはなにか?

言葉の意味そのものの“土台(基礎部分)”です。

つまり、なにかを動かすための“土台となる環境”のことです。

プラットフォームの特徴として、

  • 多くの顧客(会員、利用者、ユーザー)を有している
  • 環境内に製品やサービスを複数掲げており、追加や変更などの更新が可能である

などがあげられます。

ビジネスの世界でプラットフォームの代表と言われている

Google、Apple、Facebook、Amazonなどが有名ですが、

他にも、

LINEやUBER、Airbnb、メルカリなどもプラットフォーム型のビジネスモデルで成功しています。

2000年を過ぎたあたりから「プラットフォーム戦略」というワードが様々なメディアから発せられるようになり、

ますます“プラットフォーム“の考え方に注目が集まっているように感じます。

“プラットフォームの設定が的を射ていて、かつユニークなものであれば、そこには多くの利用者が集まることになる。”と本書では述べられています。

プラットフォームを制すれば、急速に成長することができ、一人勝ちすることがある。

一方で、一人勝ちが突然くつがえされることもあると本書では述べられています。

このような、プラットフォームのビジネスとしての成立メカニズム、成功原理、特に一人勝ちになりやすい理由、後発企業の挑戦の仕方などについて書かれているのが本書になります。

玩具で見えるプラットフォーム

この本の中でこのプラットフォームの考え方が一番分かりやすく表現されていたのが

“仮面ライダーベルト”についてでした。

最初はベルトだけで変身して敵と戦っていた仮面ライダーでしたが、

仮面ライダーフォーゼでは、変身ベルトに“スイッチ”と呼ばれる部品を差し込むとパンチ力、キック力、ジャンプ力などが変化するという設定になっていました。

ベルトだけでは戦闘能力をアップできない。

スイッチがあってこそ強力な変身ツールとなる。

このように、単独で機能を発揮するのではなく、他のものの存在や利用を前提にしているものがプラットフォームだといいます。

また、同じような玩具に“妖怪ウォッチ”のメダルと時計がありますが、

あれは時計がプラットフォームに見えるが全く違う見方ができるといいます。

それは、メダルの裏には2次元バーコードがついていて、そのバーコードを読み取ることによってニンテンドーDSやゲームセンターのカードゲーム、メダルコレクションサイトなどとつながれるのです。

つまり、一見時計がプラットフォームに見えますが実はメダルがプラットフォームであり、時計は補完製品なのだということが分かります。

p.36 何をプラットフォームと捉えるか。どこにプラットフォームを創り出すチャンスがあるか。どうすればプラットフォームの価値をあげることができるか。その視点と発想がプラットフォーム戦略には重要なのである。

と言います。

プラットフォームの設定が的を射ていて、かつユニークなものであれば、そこには多くの利用者が集まるのです。

なぜ今プラットフォーム戦略が注目されているのか

人口が減少しており、一方でモノが溢れ満たされている市場競争が激しい状態の中で、

重要となっているのが、“顧客との関係性”です。

プラットフォーム戦略は、顧客との関係性を強化し、様々なニーズに対応できるよう製品やサービスを充実させることで、数ある製品の中から自社のものを選んでもらおうというビジネスモデルなのです。

また、顧客の様々なニーズを満たすためにも、

複数人(複数の企業)と組むことでレバレッジを効かせているのが

プラットフォーム戦略の特徴のひとつです。

プラットフォーム特有の戦い方

プラットフォームは、他のプレイヤーの協力を前提としています。

プラットフォームだけあっても利用する人(もの)がなければ意味ないですよね?

自分ですべてやる場合と、他のプレイヤーに依存する場合ではビジネスのやり方が違ってきます。

自分で全てやるとコントロールはしやすいのですが、

自社で全てを行っていては多様なニーズに応えるのは難しく、自社資源の制約もあります。

プラットフォームビジネスにおいて、協力してくれるプレイヤーを増やしやる気にさせ、自社のプラットフォームの上に乗っかる製品やサービスを“たくさん”“よいものを”“タイミングよく”作ってもらうことができると、プラットフォーム型のビジネスはうまくコントロールでき、大きく成長することができ、一人勝ちができると言います。

逆に言うと、協力プレイヤーをやる気にさせないと、あるいは協力プレイヤーを十分に確保できないと、自分の製品がどんなによくても成功しないとも言われています。

プラットフォームを成長させるためには?

プラットフォーム戦略には、協力プレイヤーが必要だと述べてきましたが、

プラットフォームビジネスを成長させるための鍵となるのが協力プレイヤーだと言います。

そのプラットフォームに参加することでどのくらいのメリットが得られるのかが重要になってくるのだそうです。

プラットフォームを利用するエンドユーザーが増加して、

補完プレイヤーが得られる利益が増える見通しが立てば、

協力してくれる人や企業は増えるということです。

最後に・・・

全てのビジネスがプラットフォーム型がよいというわけではありません。

プラットフォーム戦略の特徴を把握した上で、

どのようなビジネスを展開していくのか考えていかなければならないということが分かりました。

しかし、

今の時代やはりプラットフォーム型のビジネスをしていかないといけないなと思いますけどね😂

現在、世の中で成功しているビジネスの多くがこのプラットフォームの考え方にあてはまり、

これからもどんどん増えていくんだろうなぁと思いました。

知らなくても生きていけるけど、

知ってたら世の中の見方が変わるし、

自分の考え方も変わり、

何倍もおもしろくなりそうだなと思えました!

これからもっと勉強していきたいなと思いました。

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