【 41冊目】
この本は、“本が好きすぎる出口治明さん”が面白いと思った本を紹介する本です。
出口治明さんはライフネット生命創業者、元会長兼CEOで、
立命館アジア太平洋大学(APU)学長でもあります。
日経ビジネスオンラインの「ビジネスに効く読書」で連載されていたものを再構成しているのがこの本であり、様々な角度から本を紹介している点が面白かったです。
この本で学べること
ビジネスの観点からは、
- リーダーシップ
- 意思決定
- 人間を知る
ことについて学べる本についての紹介です。
歴史の観点からは、
- 歴史の面白さ
- 戦争について
- 宗教について
学べる本についての紹介です。
日本と世界の現在についての観点からは、
- 国家と政治
- グローバリゼーション
- 人口問題
について学べる本の紹介です。
それぞれの章で5~10冊ほどの本が紹介されており、
どれも本の良さが伝わってきて読みたくなりました(^^)
本から学ぶことの大切さを改めて感じます。
ビジネス書や小説などの紹介もありましたが、
私があまり読まない古典などの紹介も多く、
また、古典から学べる多くのことを教えていただきました。
軽い本で解決できる悩みなど大した悩みではない
p.57 軽いものを読んで解決できるような悩みなら、しょせん大した悩みではありません。
ずっしりと重い古典の紹介をされていた部分でした。
軽い本で解決できるような悩みであればそれは大した悩みではないと。
確かにそうかもしれませんね。
本の中にも出てきますが、大きな悩みこそ歴史などの古いものから学ぶことが多いと述べてあります。
私は歴史物をほとんど読みませんが、多くのビジネスマンが歴史書などの古典から学ぶことが多いと言います。
苦手意識なくして挑戦してみなければと思いますね。
小説は人間観察が秀逸
p.84 優れた小説は人間観察が秀逸です。それを読み込むことによって、私たちの人間に対する理解力が少しずつ養われていく。人の心をつかむためには、様々な人間のあり方を知ることが何よりも大切だと僕は思います。
ビジネス書から得られるものはたくさんありますが、
私も小説から得られるものはまた違った意味で得られるものが大きいと感じています。
人の心の動きや感情など自分が実際に経験しなくても経験したかのように感情移入できる本は様々なものを得ることができると思います。
だからこそ小学生~中学生で特に物語を読むんですね。
人の気持ち、気持ちの動きを知って始めて相手を理解すうることができるのですね。
歴史書から学ぶ人間観
p.92 僕は、リーダーには歴史の教養が不可欠だと思っています。なぜなら、リーダーには、あらゆる行動の前提になる「人間観」が必要だからです。
「人間観」とは、人間とはこういうものだという人間に関する捉え方のことです。
先にも述べましたが、歴史の教養は大切だと言います。
歴史から学べる世の中の動き、
その世の中を作っている人間の動き、
その「人間の動きを作っている人の心の動き、
すべてを学ぶことができると言います。
フランスで子育てしているある女性の手紙
また、最後の章では、人口問題について述べられています。
そして、その後ろに出口さんのもとに届いた一通のメールが紹介してあります。
そのメールは、あるフランスで子育てをしている女性からで、
日本で子育てすることの大変さ、圧迫感、様々な願いが込められたとても真っ直ぐな思いが綴られた手紙でした。
そこには、
日本に帰国した際に感じた現在の日本をそのままに書いてあり、
また、これを本の最後にこの手紙を載せた出口さんの“子供たちこそが僕たちの未来”という気持ちが全て表されている部分なのではないかと思いました。
この手紙はぜひ読んでみてほしいと思います。
この本は、様々な角度から刺激を受け、自分の枠を広げる良いきっかけとなりました。
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