【232冊目】おとな時間のつくりかた
今年も残すところあと2日。※instagramで2018年末に公開された読書記録です
年末になると言いたくなる「今年はあっという間だったなぁ」って言葉。
あっという間に過ぎてしまうくらい楽しくて充実した一年だったのか、
はたまた、毎日同じ日々の繰り返しをしていたら一年が経ってしまったのか。
時間は1日24時間。
これは誰にでも平等に与えられたもの。
時間という風呂敷のような布のなかに、予定をたくさん詰め込みすぎようとすると、その風呂敷は縮みあがっていく。
包みきれない焦りを持つとどんどん縮むし、親しい友だちかのように想って礼儀正しく付き合うと、自分の味方になってくれるときもある。
ほんと時間感覚って長くなったり短くなったり、不思議だなと思います。
この本を読んで気づかされたことが2つありました。
一つは、時間は未来から過去にむかって流れているということ。過去から未来ではない。
もう一つは、時間を短縮できないことにこそ値打ちがあるということ。
一つめは、著者のお姉さんの言葉のようです。
「時間は、未来から過去にむかって流れているものなのよね」
私も、時間といえば、過去から未来に流れているとばかり思っていたので新しい発想であり、どういうことか考えさせられました。
過去の積み重ねで未来をつくっていくか、
未来を想像して過去を積み重ねていくか。
時間は未来から過去にむかって流れているというのは自分の中にはない言葉でしたが、未来を考えて今をつくっていくという発想は私が大事にしていることだったので、この言葉はなるほど!と思いました。
二つめは、本書の「はるかな道」にある言葉。
少し長いですが載せます。
もとからうまくできた、などということは、ひとつもなかった。
ほんの少しでも「器用」「のみこみの早さ」といった才があったなら、ずいぶんと道も近かったろうと思うが、そういうものは、残念ながら持ち合わせていなかった。
道はいつも遠かった。
もしもいま、わたしにいくつかの上達があるとしたら、それは、すべて時間をかけたおかげでたどりついた場所だ。
言い換えれば、時間さえかければ-くり返せば、練習すれば、つづけたなら-少しずつ上達するというわけだ。
わたしはそう信じることにした。
信じたおかげで、時間をかけることが苦にならなくなった。
苦にならないばかりか、見えないだけでたしかにそこに在るたのしみの味を知ったともいえる、いま。
(中略)
少しできるようになるまでの道のりを思って、うっとりする。
上達まで、遠い道のりを行けることがうれしくてならない。
思えば、すべての道にはほんとうは近道などなく、時間を短縮できないことにこそ値打ちがあるということも、なかなか気づけぬものなのかもしれない。
気づいた者が、その値打ちをくり返し伝え、くり返し励ますというふうにいきたい。
はるかな道を、喜々として歩きながら。
昨日の本で、「まわり道」の話をしましたが、「まわり道」じゃなかったのかもしれないなとも思います。
回り道ではなく、「はるかな道」。
なにかを簡単にこなす“才能”は持ち合わせていないけど、「はるかな道」を歩くことはできるから。
ただひたすら「はるかな道」を歩く。
毎日毎日一歩ずつでいい。
早さとか進んだ距離とかじゃなく、昨日の自分の一歩先。
そうして、時間を短縮できない、「はるかな道」にこそ値打ちがあることに気づき、その値打ちを伝えていく。
ここにある言葉ひとつひとつに思いがこもっていて、今まで歩いてきた「はるかな道」を考えると震える。
どれだけ「はるかな道」を歩いてきたのだろうって。
私はこらからまだまだ「はるかな道」を進んでいくし、新しい「はるかな道」もたくさん歩きたい。
はるかな道のその先の景色を、わくわくしながら歩く。
ほんと楽しいだろうなって思いました。
そして、やっぱり言葉の力は素晴らしい。
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