【216冊目】
私がこのような子どもの問題と出会ったのは、大学の3年生のときでした。
大学の教授が、貧困の子どもや、虐待を受けた子ども、DVを受けた母親の子どもたちと関わる活動をやっていたのがきっかけで、私自身そういった子どもたちと実際に触れ合う機会を持つことができました。
それもあって、現在看護師をしていますが、その中でも精神科を選んで働いています。
今も精神科の看護師として現場で働いていることもあり、さまざまな子どもたちと関わる機会があります。
いつも思うのは、子どもたちの力は弱いということ。
子どもたちは、まだ自分たちでなんとかする力を持ってはいない。
生まれて、気づいた時にはすでに劣悪な環境で暮らしいている。
普通の生活なんて知らない。
そんな圧倒的にハードな状況で成長していくのです。
今までに何度も自分の無力さを感じたこともあるし、正直もっと早ければなと何度も思ったことがあります。
これからも何度も同じ壁にぶつかることになるとも思っています。
もっと自分に力があって、知識があって、行動力があれば…とも思います。
今の私にできることは、私の病院に入院してくる子たち、親たちとちゃんと向き合うこと。
めげずに、諦めずに何度も向き合うこと。
こうやって本を読んだり、勉強したりして自分でも知識をつけること。
そして、新たにできるようになったのが、こうして多くの人に知ってもらうこと。
多くの人に知ってもらえれば、何かが変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。
でも、日本でもこういう世界があるのだということは多くの人に知ってほしいと思います。
今の時代、みんな安心・安泰なんてない。
誰もが、一歩間違えば貧困に陥る。
経済の動きも分からないし、働く場所もどんどん変わっていっているのが現状です。
10年前とは大きく違うし、これから先の10年なんてもっと大きく変わっていくと思います。
その波からちょっとでも外れると、誰でも貧困に陥る可能性がある。
そして、その影響を受けるのは、その人たちだけじゃなく、その子どもも、そのまた子どもも、ずっと影響を受け続ける可能性があるのです。
どこかで断ち切らないといけないこの連鎖も、新しく始まるかもしれない連鎖も、どうにか歯止めがかからないのかなと日々考えていますがなかなか答えは出ません。
今、自分が貧困でなくても、子どもの貧困の問題はどんどん社会を蝕んでいく。
いつか、自分たちだけが幸せで暮らせる問題ではなくなってくると思います。
だからやはり、多くの人がこの現状を知る必要があり、何もできなくても知ることだけは怠ってはいけないなと思います。
私は、将来いつか子どもたちのために、どんな形でもいいから居場所とか作りたいとずっと思ってるし、支えられる力になりたいと思っています。
一人の力は微力かもしれませんし、そんな自分になるまでにまだ何十年もかかるかもしれませんが、地道にコツコツ、いつかのために行動していく。
今は微力だけど、その微力を積み重ねるしか今はできない。
だから、せめてその微力を積み重ねようと改めて決意した一冊になりました。
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