【209冊目】
世の中、「忙しい、忙しい」と言っている人が多いように感じます。
堀江さんも、ロケット事業や予防医療事業やグルメ情報サービス事業、ゲーム事業、仮想通貨関連など、様々な事業をてがけています。
しかし、堀江さんは「忙しいと感じることはあるものの、そんなにたくさん仕事をしていない」と思ってしまうと言います。
同じ時間だけ稼働しているのに「忙しくて大変」と感じる人と「そこまで忙しくない」と感じてしまう人。
その違いは何か？
それは、前者は「他人の時間」を生きる苦しい忙しさで、後者は「自分の時間」を生きる楽しい忙しさだからだそうです。
このように、「自分の時間」であれば、楽しい毎日を送ることは難しくない。
忙しいことは幸せであり、自分の時間を生きることが幸せの指標になると言います。
世の中の大多数の人々が所属している「会社」という枠組みで「他人の時間」に縛られることが多いのは事実です。
やりたくない仕事をさせられ、ただただ給料をもらうため、生活するためだけに仕事をこなす。
それじゃいつまでたっても「忙しい」は抜け出せないし、いつまでたっても「自分の時間」を生きることはできない。
だから堀江さんは言います。
行動すること。
行動せずに「選択肢はこれしかない、こちらが正しい」と思い込んではいないだろうか？
ちゃんと広い世界を見た上で今の働き方を選ぶのならそれでもいいと思います。
でも、本当に幸せになりたいのなら、まずは広い世界を見てからでも遅くはないのではないかということです。
そのためにちょっとだけ勇気をもって動いてみることが必要なのだと言います。
私も今までは、「いい大学に行っていい会社に入って、安定した生活を送る」というのがいい人生だと思っていました。
だから、手に職と言われる看護師になったし、全国どこでも働ける、給料も悪くないし、クリニックから大きな病院まで働き方も選べる、そう思っていました。
しかし、まだまだ見えている世界は狭かったのです。
世の中は知らないことだらけだし、自分が知っている働き方なんてほんの一部。
もっと広い世界を知りたいと思うようになりました。
たしかに、堀江さんが言う通り、始めにやったことは“行動すること”。
前までの、“医療関係者”ばっかりのつるみをやめ、読書会に参加したり、他の勉強会に参加したりするようになりました。
意識くらい高く持とうと思ったし、そこに来る人たちはみんなやりたいことに向かって全力で楽しそうでした。
行動している人を見ると、私にもできるのではないかと思えたし、やりたいことはたくさん出てきました。
今、働き始めて一番忙しい。
時間的には一番忙しいけど、一番楽しくてわくわくしながら働いている。
そう思います。
やっぱりそこにあったのは、
行動すること。
一歩踏み出して今いる環境を変えたことだったなと思います。
前の生き方、働き方に満足していなかったわけじゃない。
でも、行動して、いろんな働き方、いろんな生き方があるんだって知って、さらに良い方を選ぶようになった。
もっと楽しい働き方、生き方にしようと思うようになりました。
だから、行動して少しずつ現実を変えていっていく。
自分の手で自分の未来を創っていくって楽しいことなのだなって気づくことができました。
会社に左右されるのではなく、自分で選んで自分で責任を持って生きていく働き方。
ちゃんといろいろな働き方、生き方を知って今を選ぶのであれば、それでいいと思います。
でも、知らずに、知ろうともせずに、今の環境で“我慢して生きていくこと”だけはしたくないなと思いました。
やはり大事なのは、一歩踏み出すこと。
行動に移すこと。
外の世界は本当に広かった。
まだまだこれから。もっと行動していきたいなと思わされた一冊になりました。
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