【184冊目】
最近、「時間がない」「暇がない」と、ついつい口にしてしまっている私です…
やりたいことが多すぎて取捨選択できていないのかもしれません。
そんな中で読んだこの本『モモ』
有名な本で、私も以前から読もうと思っていたけどずっと読んでいなかった本です。
時間とは何か?
自分が大切にしたいものは何か?
考え直すきっかけとなりました。
私たちが目指す時間の使い方、生き方とは?
この物語で出てくる町の人たちの変化。
今までは時間があって、心にゆとりをもった生活をしていたのに、時間泥棒たちがきてからは時間がなくなり、みながイライラし、自分たちの生活が日ごとに貧しくなり、日ごとに画一的になり、日ごとに冷たくなっていく。
効率的になり、生産性があがり、お金はふえていく一方でだんだんと心がやつれていく。
まるで、今の世の中を言われているように感じ、ハッとさせられました。
時間とは、生きるということ、そのもの。
人間が時間を節約すればするほど、生活は痩せ細っていく。
時間泥棒はこう言って人々の時間を盗んでいきます。
「人生で大事なことはひとつしかない。それは、なにかに成功すること、ひとかどのものになること、たくさんのものを手に入れることだ。他の人より成功し、えらくなり、金もちになった人間には、そのほかのもの―友情だの愛だの、名誉だの、そんなものはなにもかもひとりでに集まってくるものだ。」
たしかに、何かに成功すること、偉くなることは人生において大切かもしれない。
人生を豊かにしてくれるかもしれない。
しかし、それだけを目指し、それだけを考え、目の前の人を大切にする時間、目の前の人と心を通わせる時間がなくなってしまってよいのか?
それではいけないと思います。
忙しいから目の前の人をないがしろにしていいなんてことはないし、
忙しいからこそ、未来でも過去でもなく、“今、ここ”を大切にしなければいけない。
結局、今ここにある現在の使い方が人生の使い方であり、この“今”の時間の使い方が"いのち"の使い方なのです。
自分にとって大切なものは何か、自分が時間を使うべきところはどこか、真剣に考えるべきなのだと思いました。
自分の時間の使い方は自分で決められる
ここで大事だと思ったのが、マイスター・ホラの次の言葉。
「人間はじぶんの時間をどうするかは、じぶんできめなくてはならないんだよ。だから時間をぬすまれないように守ることだって、じぶんでやらなくてはいけない。わたしにできることは、時間をわけてやることだ。」
じぶんの時間をどうするか、じぶんの命をどうするかは自分自身で決めることができる。
当たり前のことだけど、目の前の日々を繰り返すことに一生懸命になってしまい、毎日流されるように生きてしまっている人が多いのではないかと思います。
毎日を、ただなんとなく過ごしてたどり着く未来なのか。
自分が行きたい未来があってそこに向かって進んでいる毎日なのか。
自分の時間をどうするかは、他人が決めるでもなく、環境のせいにするでもなく、自分自身が選ぶことができるということを改めて意識し直しました。
本書の中で出てくる、残りの人生あと何秒かという計算。
たしかに、何歳まで生きられるか分からないから正確には出せないけど、だいたいいつまで生きるか決めたらあと何秒残っているという数字が出ます。
それを見ると、その内の何秒を何に使うかということを明確に考えることができます。
これからの時間をどう過ごすか、何に使うかは自分次第。
自分の時間は、自分が大切にする人たちと、自分自身のために使っていきたいなと改めて思いました。
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