【173冊目】
水谷先生は、子どもたちの非行防止や薬物汚染拡大防止のために、「夜回り」と呼ばれる深夜パトロールとメールや電話による相談を行っている方です。
今まで、多くの“夜の世界の子どもたち”と向き合い、たくさんの言葉をかけてきた方です。
腐った子どもなんていない。腐らせたのは、大人だろ。
「腐った生徒、子どもなんていない。思い出せ、生まれたとき、将来、親を泣かせよう、人のものを奪おう、人を傷つけよう、殺そう、体を売ろう、リストカットをしよう、死のうなんて思って生まれてくる子どもなんて、一人もいない。どんな子どもも、真っ白なこころで、幸せになりたい、幸せにしてね、と生まれてくる。そんな子どもたちを、腐らせたのはだれだ。俺たち大人だろ。大人のつくったこの腐った社会だろ。その子どもたちを救うのが、教育、俺たちの仕事だろ。」
生きるってなんなのか。
生まれてくることに意味なんてないと言う。
でも、生きていくことには意味があるのだと言う。
なぜなら、自分の明日は、自分でどのようにでもつくることのできるものだから。
そのためには、たくさんの努力が必要になることもあるけど、未来を変えていくことはできる。
過去を変えることは誰にもできない。でも、やり直しは必ずできる。
ただし、そのためには、自分のしてしまったことをきちんと償うこと。
今を自分のためにではなく、人のために使う。
だれかを笑顔にするために、だれかを幸せにするために今を使う。
「人のために何かしてごらん。まわりに優しさを配ってごらん。返ってくる、優しさが、あなたの明日を拓く。」
この言葉が多くの子どもたちを救ってきました。
たくさんの、優しくも力強い言葉が詰まっていた一冊です。
自分で生きる意味を探していかないといけない
自分自身が、今精神科で働いていることもあり、
心の支えがない子がたくさんいるなと感じます。
でも、よく思うのが自分もそうだったなってこと。
そして、今も実は心はゆらゆらふわふわと不安定なのかもしれないんじゃないかということ。
完璧で自信満々な人間っていないのかもしれないと感じます。
完璧で安定している状態がないからこそ日々動き、日々変わっていかないといけない。
こんな人になりたいという目標を持って、誰かのためになりたいという目標を持ってやっていかないといけないのだと思います。
自分で行動を起こして自分の生きる意味を見つけていかないといけない時代です。
昼に生きるのはつらいこともたくさんあるかもしれない。
だけど、自分も人も大切にできる人になってほしい。
心からそう願います。
こういう子どもたちを作ってしまった大人たちの責任だということを忘れずに、日々生きていきたいなと思います。
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