【142冊目】
ちきりんさんの本、一年前くらいに読んでいたのを再読しました!
この本は、これからの社会が激変する10年間の働き方を考え直すきっかけとなるいい本だと思います。
なぜ、今働き方を見直さなければならないのか~人生100年時代~
最近よく、「働き方改革」という言葉を耳にしますが、なぜ今働き方を見直さなければならないのでしょう。
その一つとして挙げられるのが、平均寿命がどんどん長くなっていることです。
平均寿命が長くなるということは、定年で仕事をやめたときに、その後、働かずに生活する年数が長くなるということです。
そう考えると、自分が何歳まで働くのか、今の仕事、今の働き方を70歳、もしくはもっと先まで続けることができるのか、定年後に生きていくための十分なお金はあるのか、など様々な不安が浮かんできます。
また、「家族のかたち」にも大きな変化が訪れていると言います。
少子化が進み、人口減少が進んでいる中で、消費総額が半減すれば、企業の売り上げも半減するのは当たり前です。
そのため、多くの企業が人口と所得の伸び続ける海外の新興国に進出していっています。
このような変化にともない、家族のかたちも変われば、家族の中での働き方も大きく変化していくことが考えられます。
このふたつの変化は将来の不安としてあげられるもので、今から準備しておかないと定年になってから、家族の働き方が変わってからでは遅いので、準備をしていった方がよいのではないかというところです。
世界を変える3つの革命的変化
そして、今現在世界で革命と呼ばれるほど大きな3つ変化も起こっています。
一つ目の革命は、ITの進化により、大企業から個人へのパワーシフトが起こっていることです。
逆に言えば、これまで圧倒的な力を持っていた国や大企業に従属するしかなかった個人が自らの意思と選択によって、新しい可能性を追求できる時代になっているということでもあります。
二つめの革命は、グローバリゼーションの急速な進展により、先進国から新興国へとパワーシフトが起こっていることです。
国境の壁が低くなり、新興国の急速な教育レベルの進化や、世界の人口構成の変化により、これまで他国の犠牲の上で成り立っていた先進国の人たちの働き方は、大きく変わらざるを得ないと言います。
三つ目の革命は、人生の長期化による「ストック」から「フロー」へのパワーシフトが起こっていることです。
寿命が100年となるこれからの時代に、65歳の一律定年などは不可能であり、みんなが80歳くらいまでは働かないと、個人の生活も社会も立ち行かなくなってしまうと考えられています。
いい大学を出ていい会社に就職すれば一生安泰という時代ではありません。
また、IT革命や、AIの台頭とともに、消えゆく職業がある一方新たに出現する職業もあると考えられます。
だからこそ大切になってくる考え方が、「ストック型からフロー型へのシフト」なのです。
貯金がたくさんあるストック型の人ではなく、貯金はないけど、自分で稼ぐ能力のあるフロー型の人にシフトしていかなければならないということです。
また、ここでは人とのつながりもストックではなくフローだと述べています。
過去のネットワークが切れても、その時点からまた新しい友人や知人を作っていける力の方が大切なのではないかということです。
新しい働き方を模索する
現在も、これからもどんどん時代は変わっていき、それに伴い働き方も大きく変化していっています。
大企業で働くことをやめていく人たち
再就職に不安のない職業に就くことで、働く期間、休む期間を交互に取り入れている人たち海外で働くという選択をする人たち
ミニマムに暮らすという選択をする人たち
今までは、いい大学に入っていい会社に就職するというのが主流の考え方でしたが、これからはどんどん生き方、働き方が多様化していくと考えられます。
働き方も、Aという働き方しか知らないとその道しか選べません。
AとBとCを知っているとその中から選べるかもしれないし、いろんな働き方を知った上で自分が本当に進みたいのがAだったらそれを選べばいいと思うのです。
知ることは時間も労力もいるので、もしかしたら知らずに生きる方が楽かもしれません。
しかし、知らずに年をとって、後からこういう働き方したかったなとか、ちゃんと知っておけば良かったな、とは思いたくないですし、これだけの時代の変化が起きる中で知らなかったじゃ済まされないと思います。
だからこそ、「私も知識を蓄えておこう。」そう思うようになったし、実際に少しずつ未来のための準備を進めていっています。
人生の成功パターンは一つではないのです。
自分の人生の成功パターンは何か、自分にとって大切にしたいものは何か、どんな働き方をしていきたいかをもう一度、真剣に考え直していかなければならない時なのではないかなと思います。
これからの社会を生き抜くために、私たちに必要なものはなにか?
現在起こりつつある社会の変化、世界の変化を見据えたうえで、私たちの働き方が今後どうなっていくのか、それに対して私たちはどう対応すべきなのか。
この本を通して学ぶところから始めていくといいと思います。
自分の人生は自分で選ぶ時代
人生の成功パターンがそれぞれ違うからこそ、ひとりひとりが自分で自分の働き方を選んでいく意識を持たなければならないと思います。
正しい生き方、正しい働き方などというものは存在しない、もっと自由に考えることで、従来とは根本的に異なる新しい働き方が見つけられるはずなのです。
人生で最も楽しい20代30代の時間や、働き盛りで視野も世界も拡がる40代、50代という期間の多くを貯金という将来の蓄えのためだけに費やすなんてつまらなすぎます。
そうではなく、不安な未来をワクワクできる未来に変えていくために、私たちには何ができるのか、どう考えればいいのかを考え、自分で自分の『オリジナル人生』の設計をしていきましょう。
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