【141冊目】
昨日の『ツレうつ』に続いて、『その後のツレうつ』です。
仕事のストレスが原因でうつ病になったツレは、3年間の闘病生活を乗り越えて、ようやく元気になりました。
しかし、元気になったツレは、うつ病になる前のようなスーパーサラリーマンではありません。
ツレの性格は以前とは違うし、あきらめたこともたくさんあるといいますが、二人は少しずつ変化を受け入れ、今の穏やかな生活を送れるようになります。
あきらめたことはたくさんある。でも、手に入れたものもたくさんある
本書では、妻であるてんてんさんが本を出した時のことについて書かれていました。
本を出すときに、初めて知った夫の事実に落ち込むてんてんさん。
できなくなっていくことが増えていくことは、うつ病になったツレさん本人はもちろん、それをそばで見るてんてんさんも辛いことが多かったと言います。
また、うつ病になって、ツレさんは、旅行やコンサート、勤め人として働くことなど、あきらめたことがたくさんあるといいます。
しかし、だらだらすることを覚えた、マイペースな生活、大好きな料理を毎日すること、時々パソコンに向かって会社の仕事、など手にいれたものもたくさんあると言います。
そんなツレさんを見て、てんてんさんは、
「うつ病になって、ツレの性格がまるっきり変わってしまったと思ったけど、
病気をして、いろんな経験をして、より自然に楽に生きられるようになったと思います。」
そう述べています。
病気になったことであきらめたことはたくさんある。
でも、それを嘆いて残りの人生を捨ててしまうのではなく、二人で前を向いて乗り越えていった姿にハッとさせられます。
人生の中で、いいことばかりが続くわけではないし、もちろん病気になってしまうこともあるかもしれません。
病気なったときは、やはり辛いことがたくさんあるのかもしれませんが、同じ病気でもそれをどう捉えるかやどう乗り越えていくかは人それぞれなんだなと思いました。
自分の人生は、自分で作っていくもの。
自分で幸せにしていくものなんだということを改めて気づかされました。
一人で乗り越えられない壁も、仲間がいれば乗り越えられる
この『ツレうつ』を通して、ツレさんが辛い時はてんてんさんが支えになっていて、逆にてんてんさんが辛い時はツレさんが助け船を出していたように感じます。
辛い時は、誰しも周りが見えなくなってしまいがちです。
そんなときに、そっと手を差しのべてくれる仲間、一緒に壁を乗り越える方法を見つけてくれる仲間、一緒に悩む仲間。
そんな仲間がいたからこそ壁を乗り越えていけたんだろうと思いました。
目の前で悩む人にそっと手を差しのべられる人になりたいと思うし、逆に、自分が辛い時にでも、周りの人の声に耳を傾けられる心の余裕を持っていたいなと思いました。
この本が、多くの人の手に渡って、多くの人の心を少しでも軽くしてくれればなと思います。
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