【120冊目】
脳の働きを一言で表せば、「学習」するということである。
脳は、決して完成しない。
その学習のプロセスは終わりなき「オープン・エンド」な「旅」であり、
一つの課題をクリアしたと思うと、必ず次の目標が姿を表す。
脳科学者である茂木健一郎さんの本です。
最近学ぶことの楽しさを感じていたので、この出だしを読んでたらおもしろそう!と思い読んでみました。
人間は変わることに最大の喜びを感じる
脳は、“完成型”がないからこそ人生の楽しみがある。
人間は、変わることに最大の喜びを感じる存在である。
それでいて、変わることは不安で時に恐ろしいことである。
脳の宿命が、学習することであり、変わることである以上、
自分が更新されることに対する不安は、
ぜひとも乗り越えなければならない障壁の一つである。
最近の“学ぶこと”、“変わること”は私のなかでのテーマだったので本当にぴったりでした。
確かに、
学ぶことに喜びを感じるし、生まれたその瞬間からずっと学ぶことを続けているのが人間の脳。
変化、更新していく楽しさがある一方で感じる、
変わることへの不安感があるのもすごく分かる。
本当に人間の本質だなと感じました。
“挑戦”し続けられなくなったら、“死”である
生まれてからずっと何らかの「挑戦」をし続けている脳。
脳は、変化し続ける状況、刻々と展開する環境に適応し続ける。
特に、若いときには次々と新しいことを学ぶというチャレンジがあり、
一つ一つハードルを越える度に、新たな世界が開ける。
もちろん、「挑戦」は、若いときだけとは限らない。
中年・老年になっても、
脳にとっての「挑戦」は続くし、完成することはない。
何歳になっても、人間は新しいことを学び続けることができる。
この何歳になっても“挑戦”し続けられること、本当に大事だと思います。
“挑戦”し続けられなくなったら、“死”である。とも言います。
この“挑戦”ができなくなるとき、それは「私にはできない」と思うときなんだそうです。
この「できない」という圧倒的な感覚、
底知れぬ無力感があるとき、
人は“挑戦”することをやめてしまうと言います。
レールのしかれた人生の道、
自分にはどうしようもないと思ってしまう世界のこと、日本のこと、
そして、東日本大震災で感じたあの無力感。
この圧倒的な無力感に出会ったとき、人は挑戦することをやめてしまうのだそうです。
圧倒的な無力感の先にあるもの
しかし、この「できない」を間違いなく見定める。
自分の核にある「できない」ことをまずは自覚すること。
それが、自分の「できる」を再発見し、また“挑戦”していけるのだと茂木さんは言います。
変化の激しい時代だからこそ、“挑戦”することの大切さを強く感じる。
しかし、その一方で変化することはやはり不安が伴うものであることも変わらない事実。
茂木さんは、「できない」がたくさんあるこの世界の中で、
もう一度多くの人に“挑戦”してほしいという思いでこの本を執筆したのだそうです。
挑戦し続ける理由、それは「新しい風景」を見たいから。
挑戦することで得られるこの新しい風景、
私も見てみたいなと思わされました。
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