【115冊目】
この本は、過去400年間の偉人たちが、
最高の仕事をするために毎日どう時間をやりくりしていたのか?
創造性を高め、生産性を上げるために、どんなスケジュールを組んでいたのか?
ということについて書かれた本です。
その数なんと約160人分!
何時に寝て何時に食事し、
いつ仕事をして
いつ頭を悩ませていたか
といった、彼らの日常のごく平凡な事柄について、本当に淡々と書いてある本でした。
天才たちはルーティンを持っていた
この偉人たちの生き方の中でも最も注目されているのは“ルーティン”について。
この日常的な習慣は、
うまくやれば様々な限られた資源(時間、意志、自制心など)を有効に利用するための仕組みになるし、
ゆるぎない習慣は、感情の波に流されるのを防ぐと言います。
いろんな人たちのいろんなルーティンが伺えて、見習えるものから見習えないような悪い習慣まで…笑
ほんとうにありのままの偉人たちの記録です。
特に、本書で紹介されている偉人は、
作家や音楽家などが多く、就業時間が決まっているわけではない人が多かったです。
だからこそ、
いつ仕事をしていつ仕事をしないのか、
自分の中のルーティンを決めることの大切さがうかがえました。
朝起きて、○○をしたら仕事をする、
こう決めるだけでもいつから仕事をしようかといちいち悩む必要がなくなります。
ルーティンがあるからこそ、自分で仕事をコントロールしてできる。
むしろ、仕事を自分でコントロールできない人は、
雇われる方が楽だということが最近よく分かります。
やる気スイッチを持っていた
また、偉人たちはみな「やる気スイッチ」を持っていました。
モチベーションが低いときって誰でもありますよね。
だからこそ感情に自分をコントロールされないようルーティン化してしまうのも一つの手ですが、
偉人たちは、決まりもない、制限もない中でハードワークをするための一つの手として、
それぞれの「やる気スイッチ」を持っていた人が多かったようです。
偉人たちは、自分の特性をよく知っていて、
やってもやらなくてもいい仕事をいかに自分でコントロールしてやるのか、
自分のコントロールの仕方を把握していたようでした。
自分はどんなことをきっかけにすると行動を始められるのか、気分が上がるのか、
どんなことをするときが一番楽しんでやれるかなど、
自分自身について知ることもとても大切なのですね。
やるべきことをやらなければならない理由を理解していた
また、偉人たちは、
“なぜそれをするのか、なぜ今日その目の前のことをやらなければいけないのか”
が明確だったのです。
人生のゴールが明確であるからこそ人生の道に迷うことなく、
例え迷ったとしてもちゃんと自分の選んだ道をまた進み続けることができるのだろうということが分かりました。
当たり前ですが、達成したい目標、ゴールがわかっているからこそ行動し続けられるのだと分かります。
なんとなく目の前のことをやっていて、
なんとなくたどり着いた先が自分の本当に行きたかった目的地であれば幸せでしょう。
しかし、実際はそんな運まかせのような人生で幸せにたどり着けるわけがないですよね。
旅行に行くときに目的地を決めずに出発し、さまよう、なんてことしないですよね(笑)
それと同じです。
本当に行きたいところを決めてそこに向かう人生のほうが行きたい目的地に着けます。
自分の人生の目的地を決めることの大切さを改めて感じることができました。
自分と向き合う時間を作っていた
多くの偉人たちは、中心となる仕事以外にも、
散歩や音楽、読書など自分と向き合う時間を持っていることが分かりました。
仕事に熱中する時間も必要ですが、自分と向き合う時間も必要です。
自分の中にいろんなものを取り込んで、
それを足したり掛けたりすることではじめて新しい何かが生まれるのだろうなと思います。
多量のインプットをする時間と、
そのインプットを育てる「思考する時間」これがあってはじめて溢れてくるのだということが分かります。
また、自分の時間を作る上で大事なことのひとつとして、
自分の時間の使い方は自分で決めていること。
他人に左右されるような時間の使い方をしていないことが分かります。
他人や環境に自分が時間を合わせるのではなく、自分がどう時間を使っていくのかを第一に考えることは、簡単なようですがなかなかできていない人が多いように思います。
自分の時間は自分でどのように使うか選択していかないといけないと改めて思わされます。
人生において、時間は無限ではありません。
自分の時間を大切にしていきたいですね。
天才たちは、時間の使い方を知っていた
多くの偉人たちの日課から、さまざまな習慣を学ぶことができました。
しかし、この本を読んだからといって、
「早起きすればいい!」とか、この習慣がいいというのが分かるわけではありません。
それぞれの偉人たちが、それぞれにあった習慣を知ることができるだけです。
大切なのは、自分にとって必要な習慣はなにか?と自分と向き合うことだと思います。
今の自分の時間の使い方を振り返り、本当にそれでいいのかな?と考えてみるのです。
偉人たちも、自分にとってどんなルーティンが一番よいのか、試行錯誤しながら、失敗もしながら日々を過ごしてきたのだと思います。
ついつい感情に流されて上手くいかないこともあるかもしれません。
しかし、私にとってのこの読書記録のように、“いいルーティン”を自分のなかにちょっとずつ増やしていけたらいいなと思います。
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