【107冊目】
なんだこのタイトル!ってとこから手にとってみた本です(^^)
想像以上に面白くて、想像以上にというか、かなり真面目な本でしたね笑
サルやゴリラと暮らした山極さん
この本の著者である山極さんは、ゴリラ研究の世界的権威とも言われている方で、霊長類学・人類学者です。
ビックリしたのは、山極さん、自らがサルになって彼らと同じような暮らしを味わい、サ
ルたちのコミュニケーションの輪に参加して、彼らの社会の仕組みを理解しようとしたことです!
そして、ゴリラの中でも同じようにゴリラとなって生活することで見えてきたものがたくさんあるといいます。
この山極さんの行動は、ちょっとサルやゴリラの真似してみるとかのレベルじゃなく、本当にゴリラになり一緒に生活し、
正直そこまでやるか!と思ってしまうほどでした。
しかし、そこまでやったからこそ見えるゴリラの世界、サルの世界、そして、その世界と比較したからこそ見える人間の世界。
ゴリラの目で見た人間社会の不思議を見つけ出し、それが今どのような働きをしているかを検討してみたのが本書なのです。
人間として生きていますか?
人間社会は今、歴史の転換点を迎えつつあり、大きな危機にあるといいます。
だからこそ『ゴリラからの警告』として、
もう一度人間社会の現実と未来を見つめ直してほしい
という山極さんの願いが込められています。
社会が家族を含む複数のコミュニティからインターネットや携帯電話などの見えない場所が優先されるようになり、
人間としての自分を失っているのではないか。
機械化が進むことで、人間がロボット化していっているのではないか。
人間だけが手にいれた“笑い”が、パソコンに向かい、
ペットたちとだけ会話をする毎日を送っていると表情をつくる機会も笑うことも少なくなるのではないか。
また、時間をお金で買う行為が加速していってしまっているが、
時間には決してお金に換算できない側面があり、
人々の確かな信頼にもとづく生きた時間を過ごせているか。
など、様々な視点から人間社会を見つめています。
あなたは自分が「人間として生きています!」と自信を持って言えますか?
人間としての特権を満喫することができていますか?
そういった、普段は考えない人間とは何か、人間として生きる特権、“人間”を楽しんでいるか、
という新たな視点から自分を見ることができます。
ハッとさせられる部分も多くあり、人間だからこそ手にいれたはずの財産をムダにしてはないか、
サルに戻りつつあるのではないか?ということに気づかされます。
面白い視点で書かれたこの本、人間であり続けるために一度読んでみてはどうですか?
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