文化庁の調査により、年々日本人の読書量が減ってきている事をご存知でしょうか?
「最近調子が悪くて病院へ行ったら、ストレスが原因だと言われた。」などといった会話を、『大人』になってから皆1度くらいはしたことがあるのではないでしょうか。
『ストレス社会』と呼ばれるこの現代、職場や学校、家庭内などで受ける「ストレス」により、原因不明の病や障害をおってしまう人が多発しています。
ですが、そんな中にあっても、ストレスが全然なさそうで、いつも元気で明るく楽しそうな人も存在します。
そんなストレスを感じにくい、又はストレスを受け難い人と、ストレスを蓄えやすい、又はストレスを受けやすい人との違い何なのでしょうか。
それは、「ストレス解消量」と「思考能力」になのです。
職場、家庭、学校といった場所ではストレスを受けやすく、また、大人になるにつれ、子供の頃のような好奇心や向上心は衰え、柔軟な考え方もできなくなってしまいます。
そのような事が原因で外部からの刺激をダイレクトに受けてしまい、ストレスを感じる事で育児鬱や職場鬱になってしまうのです。
そうならないようにするためには、ストレス解消と思考能力の向上がとても大切です。
『ストレス』と『思考能力』はあまり関係性がないように思えますが、思考能力の低下によって柔軟な考え方ができないがゆえに、心が苦しくなってしまいストレスを感じやすくなってしまうのです。
そこで、ストレス解消と思考能力の改善は『読書』をする事によって大幅に改善することが可能だという事を今回紹介します。
読書はストレスを軽減することができる
イギリスのサセックス大学の研究チームが心拍数の低下や筋肉の緊張緩和などを重点に、ストレス解消法を研究した結果、音楽鑑賞では61%、コーヒーを飲むことでは54%、散歩をすることでは42%、ゲームをすることでは21%程度のストレス軽減効果がある事が判明し、さらに、読書をする事は68%ものストレス軽減効果があることが分かりました。読書は研究した項目の中で最もストレス軽減効果があるという事が判明し、さらに、この読書によるストレス軽減効果は実験開始後、たった6分間の間に現れた事も事実です。
人間の脳は、ストレスを感じると扁桃体が興奮し、ネガティブな発想が生まれてしまいます。この研究で、偏桃体の興奮を一番和らげることができ、効果が速いのが読書だという事が分かりました。なぜ、読書がストレスを軽減しやすいのか。それは、その本の世界の中に入り、ストレスの原因となる現実世界から気持ちが離れる事ができるからだとされています。
(参考:6分の読書でストレス7割減! 読書でストレスが消える “ワケ” と “コツ”)
大人になるにつれてストレスを受ける機会はとても多くなります。なので、少しの時間でストレスを軽減することができる『読書』は、ストレスの少ない毎日を送るためにとても手軽で気楽な方法だと言えます。
自分にはない世界観を知ることで毎日が楽しくなる
社会人になると、毎日決まった時間に決まった会社に出勤し、休みの日は家事や用事に追われ、頑張って働いた給料のほとんどは生活費でなくなってしまい、日に日に趣味がなくなっていき、どんどん息苦しくなってしまっている人がいます。
このような人は「昔はもっと楽しかった。」「前はいろんな事をしたいと思えた。」などと口をそろえて言います。
そんな人達と毎日楽しく人生を送っている人達との違いは『向上心』なのです。
更なる向上心がある人は、その向上心による目標を達成するため、毎日が楽しく生き生きとしています。
この向上心がなくなると、「生きる価値」が見いだせなくなってしまい、毎日が息苦しくなってしまいます。
今、「生きる価値が見いだせない」「毎日が息気苦しい」と感じている人は、自伝や文芸書などの本を読んでみてください。
『本』には自分にはない考え方や世界が多種多様に存在します。
読書によってそれを知る事で、想像力や向上心が高まり、自身の世界観が広がります。
読書によって緊張していた心が和らぐ事で、息苦しく思っていたことも身軽に感じられるようになっていきます。
そうする事で、読書をしなかった今までよりも確実に楽しく、心も穏やかに毎日を過ごすことが可能になります。
柔軟な考え方ができるようになる
「あの人はとても頑固だ。他に考え方はないのか?そんな生き方で苦しくないのか?」と近所や職場などの人間関係の中で思ったことはありませんか?
人間は大人になるにつれて、考え方の柔軟さや想像力が失われ、強固、頑固な考え方に絞られてしまいます。
柔軟な考え方ができなくなると、知らぬ間に孤立し、心細くなってしまいます。
こうなってしまった時、一番の解決策は「様々な人の様々な考え方を知ること」です。
『本』には様々な人の様々な考え方が記されています。
本を読み、多種多様な考え方を知ることで、今までは難しかった物事でも、今までよりも簡単に理解することができるようになります。
柔軟な考え方ができる脳を読書によって手に入れ、絞られた事柄に縛られて生きる人生ではなく、世界を見渡し、今までには見えなかった事柄をも見通し、ストレスが少ない有意義な毎日を送りましょう。
まとめ
読書をするだけでストレスを軽減できることが分かりました。
さらに、読書をする事で固まった考え方の脳をほぐし、柔軟な考え方ができるようにもしてくれます。
ストレスのない、有意義で楽しい毎日を送るためにも、読書は必要不可欠なのです。
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