世代限定の読書会?
読書会で検索すると、20代限定とか、30代限定とかありますね。
未来デザイン読書会は「社会人以上、勧誘禁止」くらいしかないですが
僕は参加者の世代を限定するのって、もったいないなと思います。
どうしてそう思うのか、考えを書いてみました。
世代限定のメリットは?
やはりそれは、「世代的な」価値観が近いということが一番でしょう。
「だよね!」が多く、居心地が良い。
20代前半なら社会人になって数年以内、「仕事楽しい!」とか「本当にこれで良いの?」とか若さゆえの葛藤もあるでしょう。
同世代で、社会人なりたてで、更に読書が趣味!とかだとある程度の教養レベルも近いでしょうし話も弾むでしょう。
20代後半~30代であれば、仕事のキャリアも重ね、部下も数人ついたり、中には管理職になっている人もいるかもしれません。
しかし、仕事は充実しつつもふと気づくと自分の人脈が会社と過去の人間関係しかないという事に気付く。
会社と家の往復だけで良いのか。
自分の人生本当にこれで良いのか。
よくビジネス書などを読み、自己研鑚に励む人ほど、そういう思いも強くなるかもしれません。
そういう、同世代で本が好きで、自分の世界を拡げたい!と思う人が集まるのですから、
そりゃ、居心地は良いし楽しいでしょうね。
実はこのメリットが一歩間違うと大きなデメリットになることがある?
メリットがデメリットってどういうこと?と思うでしょう。
でも良く考えてみて下さい。
小さなころから、あなたの価値観、モノの見かたを変えてくれて人はどんな人でしょう?
もちろん、近くにいた尊敬すべき友だちもいるかもしれませんが、多くの場合、子どもの頃は親などの大人であったり、
大学生の頃は上の世代の先輩やOB、会社に入ったら尊敬すべき上司。ではなかったですか?
世代が近いと視座も近いため、意見交換をして価値観は広がっても広がり方の方向性が定まりがちだ
ということではないでしょうか。
中にいる本人たちは全員同じような意見なので、「みんな価値観が同じで、私と同じ意見だ!やっぱり自分の考えは正しいんだ!」と、とても気持ち良いでしょうが、実は外から見ると、凝り固まった価値観の人の集まりにしか見えなくなってしまう。
という事があるかもしれません。
価値観を拡げ、人脈を拡げ、自己成長を遂げるために外に一歩踏み出したのに、「世代限定」という蓋と枠を「自分で」設けてしまったために
可能性の幅を自ら限定してしまった。
こういう状態は非常に危険で、自分たち以外の他者は「ダメだよね」と決めつけてしまいがちになっています。
多様性を求めていた人が、多様性を否定している。
という事にならないよう、常にフラットに自分の位置を客観視できるようにしないといけませんね。
異世代間交流ってやっぱり面白いですよ。
未来デザイン読書会に参加する人は20代から50代まで様々な世代の方が参加します。
やはりそれぞれの世代で参加動機はある程度の傾向は
ありますが、4回のワークを終えた後の変化をみるのも
主催者の楽しみでもあります。
価値観もコンフォートゾーンも拡がった!と感じてもらえたら嬉しいですね。
20代の読書会参加者はこんな人が多い?
ネットもテレビもネガティブなニュースが溢れていて、未来に希望が持てない。
でもそこに悲観するのではなく、真剣に未来の事を考え、「自分で何とかしなければ!」という意思を持っている子が多いと感じます。
終身雇用などという幻想は信じておらず、会社に対して最初からドライで、「ずっと今の会社にいるとも思ってませんし」とポジティブにサラッと言いますね。
僕の20代は「この会社(だけ)で!」という考え方だったので、若いうちからそういう「人生のリスク」について考えている子たちと話すのは刺激になります。
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30代の読書会参加者はこんな人が多い?
20代は会社のためにがむしゃらに働いてきて、「自分は大丈夫!」という根拠のない自信もあった。
家庭を持ったり、そして子どもがいたりして、自分だけのためにお金を稼げば良いという状態ではなくなった!
そうなった時、ふと自分の立ち位置を見てみると、50代の管理職はリストラされている人もいたり、
大手企業が倒産の憂き目にあっていたりと、「あれ?これ大丈夫?」という考えが頭をよぎる。
勝ち組なんていない。人生逃げきりなんてそう簡単じゃない。
こんな話を同僚と話しても「考えすぎだよ」と笑われてしまったり。
と、これは極端ですが、こんな状況でなんとかしなきゃ!でもどうしたら良いか分からない!
という30代が参加しているような気がします。
元々僕がそういう考えで社外活動を始めたので、引き寄せているのかもしれませんが(笑)
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40代の参加者はどんな人?
実は40代はそこまで多くありません。この年代になると人生の方向性もある程度決まっているのかもしれません。
もしくは、今更じたばたしても…という感じでしょうか。
そんな40代で未来デザイン読書会に参加して下さる方々は、「学ぶ意欲」が高い方が多いです。
まだまだチャレンジしたい。新しい事を始めたい。
そのための人脈作り!という感じです。
現状打破ではなく、飛躍のための参加ですね。
こういう方々と話すのは本当に勉強になりますよ。
30代の僕から見る、未来デザイン読書会
主催者としてではなく、イチ参加者としての視点で未来デザイン読書会を考えてみます。
20代の読書会参加者の話を聞くと、まだまだ考えが甘いな、逃げ起点の考え方も多いなと思う事も多々あります。
ですが、「会社にいるだけで勝ちでしょ。」と思っていた自分より数倍よく考えてんな!と感心させられることもあります。
だからこそ、この子たちに何かしらの気づきを与えたいという思いが強いですね。
30代の読書会参加者は、やはり同年代なので参加してくれると嬉しいですね。
勝手に親近感を持っています。
同年代って無条件で心地いいので、「世代限定」の読書会にニーズがあるのも頷けます(笑)
この世代は、よりシビアに現状打破を考えて参加する人が多いのでリピートする方が多いです。
40代の方からはその経験値から得た考え方や実体験を聞くと、本当に面白いですね。
こういう場に参加される方は色々な経験をしてきており、「もっと!」という方なので、その知見を吸収させてもらっています。
50代以上の方はまだ参加されたことは無いですが、是非参加してみて欲しいと思っています。
また、読書会だけでは無く、フリートークのカフェ会も実施しているので、まずはそっちから!というのも勿論大歓迎です!
未来デザイン読書会は、世代を超えたコミュニケーションからお互いに気付きと刺激を与え合う読書会です。
フリートークカフェ会はこちら
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