この、「自分を安売りするのは今すぐやめなさい」はネットの何かの記事で見かけて面白そうだなと思ってなんとなくポチッと購入した本です。
僕は、買うものが決まっている場合に限って、最近はよほど高額なものでなければ、「即断即決」を常に心がけています。
「本屋で中身を確認してから。」という時間を無駄にする行為をやめました。
時間は誰にでも平等で有限だからです。
もちろんハズレの本もあります。
ですが、それはそれでいいです。
本を購入するのもの投資と捉えているので全部当たりという事はあり得ないからです。
本屋で中身をパラパラ読んで購入して、それでも読後に「あれ?思っていたのと違う。」と思う事もあるでしょう。
結局、確実な正解というのは無いのです。
であれば、本屋に行く時間を別で使う方が有意義だと僕は考えたわけです。
ただし、本屋を否定するわけではありません。
本屋まで出かけると、棚を巡りながら思わぬ良書と巡り合う事があることもまた事実。
ネットでポチリはあくまでも買う本が決まっている時ですね。
さて、この本、読んだ感想ですが、とても良かったです。
ビジネス書初心者に是非読んでほしいですね。
本書の冒頭にもありますが、いつか来るであろう不確かな未来のために必死で今をもがいている人に読んでほしいと思いました。
内容は王道
他の自己啓発書に書いていることと大きく違う、この本ならでは哲学が入っているかというと、そうではないです。
内容は王道中の王道です。
では、なぜ僕が他の王道本ではなくこの本を薦めるのか?
それは、「書き方」です。
成功哲学で必ず出てくるのは
- ビジョンを持つこと
- 目標設定
- 付き合う人間を変える
- メンターを見つける
- 付き合う人間を変える
あたりですが、当然この本にも言及されています。
ですが、他の本よりも圧倒的に入ってきやすい。
裏を返せば、自己啓発書初心者向けの本です。
難しい内容を咀嚼しながら独自の解釈を見出したいという人には物足りないかもしれません。
プレゼンが上手な人は短いセンテンスで感動を伝える
著者の岡崎かつひろさんは、ソフトバンクBBで4年間の会社員生活を経て独立。現在は様々な事業を展開されている方です。
講演活動も精力的に行っているとのことなので、「人に伝える」プロなのです。
もしあなたが講演会に行って、その時の講師が、前段がやけに長くさらにそれが自分語りばかりの人間だったらと想像してみて下さい。
僕なら30秒で夢の世界に突入する自信があります。
僕は「自分を安売りするのは今すぐやめなさい」というテーマの講演を聞きに来たのであって、講師の武勇伝を聞きに行ったのではないのです。
ハズレの本も講演会も根本は同じなのですね。
つまり、この本は、このタイトルを見て購入した人のニーズにドンピシャで答えてくれる、期待を裏切らない本だという事です。
何が違うのか?
まず、それぞれの章で何を伝えたいのかのタイトルが明確です。
また、それぞれの小見出しも明確なので、一度読み終わって、再読するときに目次だけを見たら自分が読み返したい部分が付箋などの目印なしでもすぐに見つけられます。
そして、それぞれの段落も冗長ではなく、簡潔に要点を纏めてくれているのでスッと入ってきやすいですし、短時間での復習が可能なのです。
人によっては物足りないかもしれないが
最近の本の傾向として、「読みやすさ」を重視されているように感じます。
若者の本離れとかいう言葉も出てくるくらいなので出版業界もまずは手に取ってもらわないと商売にならないのでしょう。
この、「自分を安売りするのは今すぐやめなさい。」もどちらかというと、そちらの部類に入ります。考えることなくスッと入ってくるでしょう。
ですから、読書とは思考を深めるための行動であるという考える人にとっては物足りないものに違いありません。
どちらが正解ということはありません。
大事なのは、最初の入り口が読みやすさ重視であっても読書から得られる喜びに気付き、習慣化し、知識の深化に努めていく自己成長の精神です。
読みやすい本というのは、読みやすくする工夫もあります。
そういう視点で読んでみるのも勉強になるかもしれませんね。
未来デザイン読書会でもこの本は紹介しました。
さっそく読んだという参加者から、「とても良かったです!」という声ももらっています。
是非皆さんも読んでみて下さいね。
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