高校時代、とある数学の先生がよく仰っていたのが
「今日の最高を明日の最低にしよう!」
という言葉でした。
これ、毎日100%進化しているという意味です。
意識としては素晴らしいものですが、人は急激な変化を嫌うように脳が出来ています。
そもそも毎日倍速で進化するのは不可能です。
ですが、もし、日々この意識を持って自己投資を続ける事が出来たら、
1%は進化出来ると思いませんか?
毎日100%進化するぞー!と意識することも中々大変なので、5%でも良いです。
たったの5%じゃたかが知れてるって?
本当にそうでしょうか?
実際に計算してみると、1年後にはとんでもないことになっているのですよ。
だからこそ僕は、1%で十分!だと主張したいのです。
なにかを始める時に最も大切なことは、ゴールの像をイメージする事。
これが出来るか出来ないかで日々の行動やその後の成果に大きな違いが出てきます。
例えば就活。
自分がこの会社に入ってどうなっていたいのかをイメージして面接に臨む人と、なんとなく参加するだけの人では明らかに発する言葉の力に違いがあるでしょう。
面接官もその違いはすぐに見破ります。
明確なイメージは、発した自分と受け取った他人にリアリティを与えるのです。
さて、5%の変化した自分が1年後にどうなっているかというイメージはどうやって得たら良いのでしょうか?
赤ちゃんが1年後アントニオ猪木になるとか言ってもイメージわかないですよね?

ゴールのイメージを持つことが大切
一番簡単なのは数値化。
今の自分を「1」として、毎日5%進化すると、1年後はどうなっているでしょうか?
1日目=1 2日目=1.05…100日目=125.24…
努力して成長した分は減らないので、成果は複利的に増えていきます。
そして、実際に365日分計算してみると驚くべき数値がはじき出される事に気付くのです。
たったの5%の変化でも1年後には5,000万倍だった!
その計算した結果がこちらです。
1年で5,000万倍になっているのです!
この結果、想像できたでしょうか?
複利の恐ろしいところというかすごいところは、
後になればなるほどその威力が爆発的に増えていくというところです。
結果を出すために必要なことは才能でもアイデアでもなく
継続することだとよく言われますが、
こうして数値化してみるとその意味がよく分かるのではないでしょうか。
あなたが「たったの」5%だと思っていた5%でもこの破壊力です。
アインシュタインの言葉「人類最大の発明は複利である。」の意味、よく分かりますね。
5,000万倍の自分、イメージできる?
「1年後に5,000万倍!」と言われて、5,000万倍になった自分を想像できますか?
僕はピンときません。
人はイメージできない事実を目の前に置かれてもすぐに飲み込むことは出来ませんし、
目指す事も難しい。
つまり、5%ですら、過剰な目標設定であるということなのです。
ここに、僕が日々1%だけで良いのだと言う真意があります。
「やる気」と「モチベーション」は不要
日々の目標を過剰に設定しすぎると、毎日「やる気」と「モチベーション」に支配された生活なってしまい、そんな行動は継続することは困難なのです。
前項でも言いましたが、何よりも大切なことは「継続」です。
毎日やる事なのです。
その行動の原動力に「やる気」と「モチベーション」を当ててしまうと、今度はその言葉のせいにして行動を止めてしまいます。
「今日はやる気が出ないから休もう。」
「モチベーション上がらないから止めておく。」
これを繰り返すうちに、最初はたまにある「お休みの日」も、徐々にその割合が大きくなり最終的には元の生活に戻ってしまうでしょう。
ですから、継続のためには「やる気」と「モチベーション」で行動してはいけないのです。

これ毎日できる?
大事な事は習慣化すること
「やる気」と「モチベーション」に支配された状態を自覚するにはどうしたら良いのか?
それは、
「ああ、自分は今努力しているなぁ」
と感じているかどうかです。
自分が「努力している」と感じている状態は、継続には良い状態ではありません。
理想は
他人から見ると努力しているように見えても、自分はそう思っていない状態
です。
毎日ご飯を食べることについて、「努力」が必要でしょうか?
毎日お風呂に入ることに「努力」が必要でしょうか?
そう、継続するためには、まず「習慣化」することが何よりも大事なのです。
「毎日やらないと気持ち悪い状態」が習慣化に成功した状態です。
習慣化するためには、毎日ちょっとずつ変化して、脳をだます必要があるのです。
1週間で習慣化するものもあれば、3ヶ月かかるものもあるかもしれません。
習慣化するまでは本当に小さな目標、「例えば本を5ページ読む」ではなく、「本を開く」を決めて、毎日繰り返すのです。
本を開くのにも「やる気」が必要というなら、「本を持つ」でも大丈夫です。
習慣化には1%の変化を目安にするとちょうど良いし1年後の自分もイメージしやすい?
下記は5%と1%それぞれの進化度をグラフにしたものです。
2軸にしているので差が分かりにくいかもしれませんが、
左側の軸が5%、右側が1%の進化度です。
1%でも1年後には40倍近くの変化量があることが分かります。
以前の記事で、急激な変化と毎日少しずつの変化を目線の角度で説明しました。
すぐに40倍変化しようとするとそれはやはり大きな変化でしょうが、
1年かけたらその高みに登れると思うとワクワクしませんか?
1%の変化は「本を持つ」だけで良いのです。
1%の変化なんてそんなもんなんですよ。
普通の人でも、未来の自分をイメージし、
毎日ほんの少し目線を上げることで時間が味方につき、
ありたい姿に近付いていけるということが理解できたでしょうか。
自分を過信しないでありのままの自分を受け止める
継続できない人の特徴として、「自分を過信している」というものがあります。
自分の1%はそんなもんじゃない!毎日10ページの読書くらい簡単だろう!ってね。
ですが風邪を引いたらどうでしょう?お酒を飲みすぎたらどうでしょう?
10ページ読めますか?
読めないんですよ。
本を持つだけなら、救急車で運ばれるような病気や怪我でもない限り出来るのです。
そもそも、それが出来ていたら今のあなたはそこにいないはずなんです。
自分を認め、過信せず、謙虚に、淡々とやるべきことを決めて、続ける。
これが成功への近道です。
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