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7つの習慣

【7つの習慣】第2の習慣 目的を持って始める~自己リーダーシップの原則~【まとめ】

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自己リーダーシップとは、自分の中に「こっちが目的地だ」という方向性を示すコンパスを持つことです。

一般には、リーダーシップという言葉は、日常的に、「ボスから手下へ」、「親から子へ」と言った上意下達・トップダウンで上から仕切る印象があります。

しかし、ここで述べているのは、自分の内面を見つめ、主体的な力を与えることができるパラダイムを持てるようにするということです。

1.人生における方向付け~自分はどこに行きたいのか

2.自分の生きる原則は何か

3.脳全体を活用する

1.人生における方向付け~自分はどこに行きたいのか

この章は、コヴィー博士の本領である瞑想的なワークに始まっています。

数年後、あなた自身の葬儀があったなら、そこに集まった家族、友人、仕事関係の人から、自分の人生について何と言ってほしいか、どういう家族だったか、どういう友達だったか、どういう同僚だったかを想像してみましょう。

あなたは、皆に自分の人格のどういうところを見てほしかったのか。どういう貢献や業績を覚えていてほしいのか。その場に集まっている人、それぞれの顔をよく見てもらいたい。彼らの人生にあなたはどういう影響を及ぼした~のだろうか。(p.126)

このワークにより、自分自身の心の奥底にある「基礎的な価値観」と「内的な方向付け」に触れましょう

価値観と方向性を明確にすることにより、毎日の活動が、人生に及ぼす有意義なものとなるのです。

日々の忙しさに追われ、方向性を失ってしまう活動の罠に陥り、大事なことを犠牲にしないように、自己管理していくカギとなります。

家族のために企業戦士で戦い抜いたら家族をないがしろにして家庭崩壊に陥ってしまったり、家のローンのために働きすぎて体を壊してローンどころではなくなってしまったり、人生にはさまざまな罠があるのです。

もちろん自分の方向違いだけではなく、運不運はあるのですが・・。

 

二つの創造~すべてのものは二度作られる

万物にはまず知的な第1の創造があり、それから物的な第二の創造がある。(P.129)

大工が家を建てる場合では、設計図があるのは常識です。

コヴィー博士は、会社経営や家族における親としての在り方などでも、成功させるには達成しようとする目的が明確になっていなければならないと唱えます。

たとえば、親として、責任感がある躾の行き届いた子供を育てたかったら、子ども自身に自己リーダーシップを取らせるのがよいと提案します。

子どもたちが反抗し始めると、子どもたちにルールを押し付け、怒鳴ったり怒ったりしてその場の勝ちを得ようとすることが、必ずしもいい結果につながるとは限りません。

コントロールや能率、ルールばかり考えて、方向性や目的意識の共有化、あるいは文化や雰囲気づくりを二の次にしてはならないのです。

リーダーシップとマネジメント

「マネジメントは物事を正しく行うことであり、リーダーシップは正しいことをすることである。」(p.132)

ピーター・ドラッカーやウォーレンス・ヘレンの言葉を引用しています。

マネジメントは成功のはしごを能率よく昇ることであり、リーダーシップはかけちがっていないかどうかを判断することである。(同ページ)

はっきりとしたビジョン、方向性を示してくれるコンパスを内的に持つことが大切です。

 

自分の原則は何か?

第二の習慣

生活の中のさまざまな事柄の中で、原則を中心としたい

自分自身の生活は、さまざまな事柄に囲まれています。

家族・お金・仕事・所有物・遊び・友達・敵・宗教組織・仕事、そして外ならぬ自分自身・・・

何を中心として、何を大切にするか、葛藤に陥ることも少なくありません。

自分の中心を見分ける最も良い方法は、自分の安定性、方向性、知恵、力を見つめることである。(略)その源である中心にさかのぼることが出来る。そのことを自分の中心に置くことによって、あなたの効果性は制限されていないだろうか。(p.160)

それぞれ大切なものです。

しかしながら、それらを中心におくことで、たとえば、家族の行動や態度、気分に左右されがちになったり、仕事は人生そのものだと思いこんだり、儲け主義になりすぎて友達を失ったり、自己中心と呼ばれたり・・・といった弊害があるかも知れません。

自分自身の中心となるような原則を探す。

原則って何でしょう。抽象的な言葉ですね。生活体験の中で、心を静めて自分自身に立ち返る時間を持ちながら、ゆっくり考え、育てていくものなのだろうと思います。

自分に与えられたミッションを探す

ビクター・フランクルの言葉

人生におけるミッションというものは、つくるものではなく発見するものである。

すべての人は、人生における独自の仕事あるいはミッション(使命)を持っている。その点において、誰もその人の代わりになることはできない。そして自分の人生を繰り返すこともできない。したがって、すべての人に与えられている使命とそれを実施する機会は、その人独自のものである。(p.178)

 

ビクター・フランクルは、オーストラリアの精神科医で、「夜と霧」という書物を書いた人です。

第2次世界大戦において、ナチスのユダヤ人収容所アウシュビッツに収容されていました。

家族も死に追いやられ、死を目前とした収容所の中で、精神的に病む人と生き残る人を壮絶な体験をしました。

そして、生きることの意味を深く考えるロゴテラピーという精神療法を開発しました。

 

ミッション・ステートメント

ミッション・ステートメントは、描くことが出来る新しい脚本です。

将来的に、自分はどうなりたいのか、何をしたいのでしょうか。

自分の行動の基礎となる価値観や原則を明らかにする自分自身の憲法、ミッション・ステートメントを書きあげ、見直すことは良い経験です。

周囲の環境や出来事に支配されず、自分の行動の優先順位を考え、行動と信念を統一するための力を持つことが出来るのです。

脳全体を活用する

右脳と左脳

脳の機能の局在論については、多くの研究があります。

ざっくり説明すると、以下のような傾向があります。

左脳右脳
・論理・言語処理を担当する傾向

・言葉を扱う

・部分的にものを見る傾向

・分析を行う

・順序だてて考える傾向

・時間の制限を受ける傾向

・直感的・創造的な作業を行う傾向

・絵を扱う

・全体と各部分の総合関係を見る傾向

・総合する

・同時的・総括的に考える傾向

・時間から解放されている傾向

(※ 脳の局在論については、コヴィー博士自身、最近の脳研究はさらに精緻であるので、これはざっくりした短絡的な説明であると言っています。ここでは、わかりやすい分類として語られるままに受け入れたいと思います。)

個々人で見ると、どちらか片方の脳が優位に立つ傾向がありますが、理想を言えば、左脳・右脳の両方をフルに活用する能力を身に着けるのが望ましいわけです。

近代社会では主に左脳に相当する機能が重要視されていて、言語、数値、理論が大座を占め、創造的、直感的、芸術的、感受性の側面は二の次にされがちです。

右脳を活用するためには

①視野を広げる

想像力を駆使して、五感を使って精緻に未来を想像し、感情や心情を味わってみましょう。

仮に短い時間しか生きられないと思うと、活動の基礎は愛や敬虔さに変っていくかも知れないし、長期的広い視野が生れてくるかも知れません。

②イメージ化と自己宣言

「個人的、積極的、現在形のもの、イメージ出来るもの、感情を表したもの」の5点を基本的な要素として、実行している自分の姿をイメージすることが大切です。

毎日数分間、心と体とを完全にリラックスして、問題が起きたとき、理想的な自分が対応している姿を思い描きましょう。

それを繰り返し行っていれば、行動は変わり始めます。

役割と目標を決める

左脳の役割としては、論理と言語をつかさどることです。

書くことは意識と無意識を統一する精神神経筋肉活動(Psycho-neural muscular activity)である。書くことによって自分の考えが精錬され、かたちづけられ、より明確になり、そして全体と各部分の関係がはっきり見えてくるようになる。(p.188)

ミッション・ステートメントによって、生活における役割を打ち出し、それぞれの役割で達成したい長期的な目標について考えて生きましょう。

組織においても、ミッション・ステートメントとして深く共有化されたビジョンと価値観を持つことは、強い一体感と強い決意を作り出すものです。

まとめ

まず、変革は、自分自身の内面から。

自分自身の内面が変わる私的成功が、公的な成功に先立つ、

インサイド・アウトのアプローチがコヴィーの成功哲学です。

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