マレーシア大富豪の教え

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【東京読書会書評】マレーシア大富豪の教えは漢のバイブル!

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モチベーション革命の書評では、現在の20代から30代が「乾けない世代」である原因は時代背景にあるということが分かったと書きました。マレーシア大富豪の教え

それとは反対に、このマレーシア大富豪の教えに登場する小西史彦さんは「乾いている時代」の代表の一人となるのではないかと考えました。

何もなかった時代、とにかく稼ぐためにどうしたら良いか考えに考え、自らの成功哲学を深めていくのです。

僕がこの本から学んだことは

乾いていようが乾いていなかろうが、根本にある成功哲学は同じなのではなかろうかという事です。

ここでいう成功哲学というのは、「金持ちになる⁼成功」ではありません。

僕がこの本から導き出したのは、「悔いのない人生を送る」ことが成功であるということです。

 

小西史彦

1944年生まれ。1966年東京薬科大学卒業。日米英会話学院で英語を学ぶ。1968年、明治百年を記念する国家事業である「青年の船」に乗りアジア各国を回り、マレーシアへの移住を決意。1年間のマラヤ大学交換留学を経て、華僑が経営するシンガポールの商社に就職。1973年、マレーシアのペナン島で、たったひとりで商社を起業(現テクスケム・リソーセズ)。その後、さまざまな事業を成功に導き、1993年にマレーシア証券取引所に上場。製造業や商社、飲食業など約50社を傘下に置く国民的企業グループに育て上げ、アジア有数の大富豪となる。2007年、マレーシアの経済発展に貢献したとして同国国王から、民間人では最高位の貴族の称号「タンスリ」を授与。現在はテクスケム・リソーセズ会長。既存事業の経営は、ほぼすべて社長に任せ、自身は新規事業の立ち上げに采配を振るっている。

この人物紹介だけでも、「すごいなこの人…」となるのですが、この本を読むことで、小西さんは幸運の積み重ねで大富豪になったのではなく、

自らの戦略と正しい努力で運も、結果もつかみ取ったのだという事が分かります。

そして、現在の若き成功者であるイーロンマスクやジェフベゾスなどが異口同音に言っていることと同じ哲学で行動したのだという事が分かりました。

マレーシア大富豪の戦略とは

それはずばり、戦う場所を選ぶ。ということです。

小西さんは、起業する前から戦略家だったんだと分かるエピソードがあるのですが、それが人物紹介にある、青年の船メンバーのセレクションに関するエピソードでした。

高い競争率の中、より確実に選ばれるためには何をしたら良いか考え、それを実行し見事メンバーに選ばれたのでした。

そしてマレーシアを起業の拠点に選んだのもやはり先見性と明確な戦略から導き出した最適解だったんだなと分かります。

現在隆盛を誇っているAmazonやFacebookなどは、20年前には誰も戦う場所として考えもしなかったインターネットを使い大きな成功を収めています。

孫正義さんも、戦う場所は選んできたと発言していました。

俺はニッチの産業を選んだことは一度もない。そんなつもりで、ニッチの隙間だからチャンスありなんて、思った事は一瞬すらない。そうではなくて今、その産業、そのセグメントが小さくても、隙間のような小さなセグメントでも5年10年後30年後にそこがメインになる。それを常に選んできた。その隙間が後々一番大きな流れになって、一番大きな幹になって、本流になると、一番大きなマスマーケットになっていくと。そこを早い段階、ちっちゃい段階で選んだというのが、いつもそうですよと、大体。だけど、10年経っても隙間って、30年経ったら隙間がそもそもなくなると。それを馬鹿が選ぶ。logmeより

リスクの取り方・考え方

僕は最近本当に実感しているのは、成果を得たければそれ相当のリスクを取らないといけないという事です。

それは投資という意味での金銭リスクや、自分の時間を投資するという事もある意味人によってはリスクとなるかもしれません。

僕も今の自分をブレイクスルーするためにある程度のリスクは取れるようになってきました(そんな大それたことはしていませんが…)。

その結果、やはりリスクを取り、正しい行動を取れば確実にそれ以上のリターンがあるという事を学んだのです。

小西さんもまたリスクの本質を見極め、積極的にリスクを取りに行った結果今の地位があるということをおっしゃっています。

ハードワークをすること

本書の中で、才能があるから非凡なのではなく、熱中するから非凡になると小西さんはおっしゃっていますが、これは最近の働き方や人生論を論じる本にも書かれている「情熱を持って取り組めることをライフワークにする」という事に繋がってきます。

そして、やはり根性も大事だと。

熱中し、ハードワークし、根性をもって取り組む。

これが結果を出す行動の基盤になるという事は時代が変わっても変わらないことなのです。

結果もなく「好きなことだけして食っていきたい」という勘違い人が増えているなぁと感じることが多いこの頃です。

そういう人は一生そう言って生きていくのでしょう。

信頼すること、誠実であること。

小西さんは、多数の事業を立ち上げる中で失敗もあれどやはり稼ぎ続けています。

一時的に富を得る人はいますが、稼ぎ続ける人というのは中々いないと僕は思っています。

しかし、稼ぎ続けている人はやはり誠実に、まず人のためにという事が念頭にあり、人から喜ばれながらお金儲けをしているとも。

小西さんもまた自身のポリシーとして、「フェアであること」を掲げています。

やはりそこを崩す人(=自分さえ良ければよいという人)はいつの間にかいなくなっていますね。

他にも多数の人生訓が満載!

この本の書評を書くにあたり、最初は「モチベーション革命」との対比になるのかなとイメージしていたのですが、再度読み返すと、そうではなかったことに気付きました。

インターネットの登場で時代は大きく変わり、変化のスピードもどんどん上がっています。

ですが、冒頭にも書いた通り、どんな時代でも本質は変わらないのだということです。

モチベーション革命とマレーシア大富豪の教え、読んだことがない方は是非2冊を読み比べてみて下さいね。

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