【東京読書会書評】最高のリーダーは何もしないはリーダーのバイブルに成り得る!

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最高のリーダーは何もしない

『最高のリーダーは何もしない』は近年最高の”なるほどポイント”満載本だった!(松尾基準)

著者の藤沢久美さんは日本初の投資信託評価会社を起業し、スタンダード&プアーズに同社を売却。その後も様々な経歴を重ね、2007年にはダボス会議(世界経済フォーラム)で「ヤング・グローバル・リーダー」に、2008年には「グローバル・アジェンダ・カウンシル」に選出されるなど、現在も大活躍されている方です。

ヤンググローバルリーダーとは

世界経済フォーラムは2005年、「Global Leaders of Tomorrow」(次世代のグローバル・リーダー)の後継としてヤング・グローバル・リーダーズのコミュニティを立ち上げた。このコミュニティには、多種多様な専門分野やセクターに携わる40歳以下のリーダーが世界中から集まっている。ヤング・グローバル・リーダーズは「2030年イニシアティブ」、すなわち2030年に世界がどうあってほしいかというビジョンへの到達方法を定めた行動計画の策定に取り組んでいる。(Wikipediaより)

この本は、藤沢久美さんが色々なグローバルリーダーにインタビューを行い、その結果から導き出した、今、現在求められているリーダー像とは何か?本物のリーダーシップとは何かを本当に明確に纏めてくれている本です。

僕は常日頃リーダーシップやそれに必要とされるビジョンについて考えることが多いのですが、「こんな感じでで、こういう所を目指さないといけないんだろうな。」と思っていたことがズバリ書いてあったことが、僕の共感神経(勝手に作りました)を大いに刺激したのでした。

お薦めです!!!!

あなたのリーダーのイメージは?

リーダーシップ「即断即決・勇猛果敢・大胆」「ついていきたくなるカリスマ性」「頼りになるボス感」が従来型リーダーのイメージで、ほぼ全員が、「あなたのリーダーはどんなイメージ?」と聞かれたら出てくるイメージでしょう。

藤沢さんがインタビューして見えてきた、今最前線で活躍している人のリーダーシップとは、「権限を現場に引き渡し、メンバーたちに支えられることで、組織・チームを勝利へと導いている。」というものでした。

時代が、「全てを俺が決める」というリーダーシップはそぐわないという結論を出したのです。

なぜ従来型のリーダーでは対応できなくなったのか?

それは、消費者の価値観やニーズが多様化し、情報通信の発展によって、消費者の考え方の企業への伝わり方がよりダイレクトになったことと、変化のスピードが驚くほど速くなったことが原因です。

トップダウン型のリーダーシップでは遅すぎる

あなたも経験したこともあるかもしれませんが、特にBtoBビジネスでは昨日までのお客様の戦略が大きく変わり、それによって自社の戦略にかなりのダメージを与えたり、思わぬ恩恵を得たりという事が起こり得るのです。

実際僕も3年ほど前にもろに経験したことがあります。

自社は上へ下への大騒ぎとなりました。

それにより、今の社会のありようも完全に変わっています。

話を聞き、持ち帰り、課長→部長→事業部長→役員という段階で判断を求めている間にライバルはドンドン先に進んでしまっており、あっという間に時代に取り残され、淘汰されていく時代なのです。

理想的なリーダーシップとは

その1つは「ビジョン型リーダーシップ」です。

働く目的をメンバー全員に明確に伝え、メンバーに浸透させていく事を最重要な仕事として取り組むことが現代で必要とされているリーダーシップです。

今メディア等で活躍し、良くも悪くも人々を魅了しているリーダー達はやはり言葉に力があると感じます。

自分の考え、目標をはっきりと力強い言葉で発信し、共感し、ワクワクした人が自然と集まってくる。

集まるだけでなく、自ら動き、より大きな成果を生み出していく。

分裂した国内のバスケットボールリーグを強烈なリーダーシップで1つに纏めあげた川渕さんもやはり自分のビジョンを何度も何度も周りの人間に伝えたと講演で言っていました。

ただし、単純にビジョンだけ伝えて本当に何もしないという人は誰もついてきません。

組織やチームが危機に瀕したときに先頭に立って力強くチームをけん引していくリーダーシップも勿論必要です。

つまり、「ビジョン型」と「カリスマ型」の両方を持ち合わせ、使い分けることができる人がこれからのリーダーに必要な条件なのです。

そして、次のリーダーを見つけ、育て、バトンを渡すことも重要な役割です。

ビジョンは最初からある必要はない。

ビジョンは一生懸命行動していく中で自然と見えてくるものです。もちろん最初からビジョンをもって行動開始する人もいますが、ビジョンが無ければ何もできないという事はないのです。

今ビジョンが無いという人は、学び、知識を蓄え、知恵を磨き、過去から受け継がれている哲学と自分の周りの変化を見つめ、過去の財産の中にある不変的なものを見出し、新しいビジョンを見つけていく事が大事です。

リーダーは直感で決める。

リーダーには直観力が必要だということは、ライフネット生命保険創始者の出口さんも著書である「大局観」の中で言っていましたが、藤沢さんも直観力の大切さと、その身に着け方について本書の中で語っています。

直感は決意であると藤沢さんは言っています。

直感とは、考えに考えつくした末に、ふと浮かび上がってくる決意です

出口さんも、直観力を磨くためには大量のインプットであると言っていました。

インプットは、本を読むことや、自分より先に進んている人から直接聞くことから得られるものです。

関連記事:【東京読書会書評】大局観(出口治明)からリーダーシップを学ぶ

チャンスではなく、チョイス!

僕は、全ての事はなるべくして成ると考えています。

人生は思い通りになるし、思った通りにしかならないのです。

「自分には無理だから」と思った時点で人生はそこまでしか行かないし、「絶対にこうなる!」と目標を決めてドンドン行動する人はそれに近い結果を得ることが出来るでしょう。

リーダーは常に目標を持ち、考え続け、ビジョンをアウトプットしているからこそ求める情報や人が集まってくるのです。

偶然ではなく、自分で選び取っているのです。

アンテナの高さは、やはり知識の量と比例するのではないでしょうか。

リーダー全員が優れたプレゼン力を持っているのか?

リープレゼン力ダーとなる人全員が優れたプレゼンテーション能力を持っているかというと、そうではありません。

言葉少ななリーダーもいるでしょう。

ですが、プレゼン力があろうがなかろうが、彼らの言葉には納得させる力があります。

人は納得すると共感が高まるのです。

 

新しいことを始めるとき、周りの人たちはそれが何なのかをわからないのでどんなに美辞麗句を並べても納得しなければ心は動かないでしょう。

人の心を動かすのは、リーダーの明確なビジョンと、それを伝える言葉なのです。

藤原和博さんも「藤原先生、これからの生き方について教えてください」の中で共感力の大切さを語っています。

関連記事:【東京】未来デザイン読書会からお薦めの本

そして、このビジョンに共感する人だけでチームを作ることが何よりも大切なのです。

能力があってもビジョンに共感していない人とはチームを組むべきではありません。時にはそういう人を切ることもビジョン型リーダーシップには必要な力になります。

アンチがいることは人気が出たことのバロメーターだというけど

長く続くリーダーには、その人の事を好きでも嫌いでもない中間層が多数存在し、そういう人が長くリーダー足りえるという事を色々なリーダーの事例を交えて本書の中で述べられていましたが、確かに、僕が出会ったリーダーと呼べる人でずっと成果を出し続けている人はそんな感じでした。

もちろんその人から離れていく人もいますが、敵対して離れるというよりは、「自分はこっちの方で頑張りたいのでこっちに行きます。お互いに頑張りましょうね」という人が多かったように思います。

本当に大きな仕事を成し遂げるリーダーは敵を作らないようにしているし、それ以前に周りの人に対する愛情や感謝を忘れない。どこかでメンバーを信じていなかったり見下したりしていると、メンバーの方も同じようにリーダーに不信感を持ったり軽蔑したりするようになる。

熱狂的なファンと痛烈なアンチしかいない人は、暫定的なリーダーにはなり得ても恒久的なリーダーたり得ないのでしょうね。

チームの最前線からチームの最後尾へ

社長の仕事は社員という孫悟空が自由に飛び回れるよう、お釈迦様の手をドンドン大きくしていくことであり、現場で細かい指示をすることではない。(未来工業 社長 瀧川克弘さん)

現場に裁量権を与え、自由な時間を増やしてあげることが新しい発想と社員の定着率向上につながるというのは、本当にそうなんだろうなと思います。未来デザイン読書会でもお題は毎回決まっていますが、そこに対するアウトプットは誘導されるものではなく完全に参加者の皆さんの経験や知識から出てくるものです。

そうしないと一度の参加でもういいやとなってしまうと思っているので、何度も参加してほしい僕としては不本意なのです。

チームを巻き込み、更にお客も巻き込むリーダーへ

取引先へさえもビジョンを伝えることがこれからの組織、会社の在り方だと書かれていますが、確かに最近は「共創」という言葉を掲げている企業も多いですね。

自社完結ではなく周りの企業も巻き込んで新しい価値を創造し、全員で利益を享受しましょうという考え方でしかこれからの時代は企業も生き残っていけないのかもしれません。

それは個人も同じでしょう。

1人で勝つより、同じ価値観を持つ仲間と同じゴールに向かって、依存することなく、それぞれがリーダーシップを持ち、一緒に頑張って行く。

そういう考え方の人に、人は集まっていくのかもしれませんね。

未来デザイン読書会には、参加者の皆さんが「これは良い!」と思う本を持ちより、ご自身の”共感ポイント”を紹介してくれます。自分では手に取らなかったであろう良書に出会えるかもしれないのでが読書会の良い所ですね。

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やる気スイッチ

 

参考にした本(題名クリックでAmazonへ)

最高のリーダーは何もしない(藤沢久美)

大局観(出口治明)

藤原先生、これからの生き方について教えてください

 


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こちらは「やらない事を書き出しすぐやることを決める」と、「ファイブフォーカスで自分の強みを書き出す」ワークシートダウンロードページです。

下記に従ってやってみて下さい。付箋紙を使うとより効果的です。

「やらない事を書き出しすぐやることを決める」

  1. 自分が普段の生活の中で無駄だ、やりたくないと考えていることを書き出す。

  2. それぞれのやりたくない事についていつまでに辞めるかを決める。

  3. 辞めるものが決まったら空き時間が出来るはずなので、その空き時間でやりたいことを書き出す。


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